2001 Fiscal Year Annual Research Report
CATCH22症候群における病因としてのGrf40遺伝子の役割の解析
Project/Area Number |
13770384
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
浅田 洋司 東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (20332520)
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Keywords | CATCH22症候群 / Gfr40 / Gads |
Research Abstract |
Grf40がある22番染色体はGenBankでオープンになっており、Grf40のゲノム配列は、サーチが可能である。そのデータをもとに、ゲノムの中でPCRをかける部分を選定し、そのPCR産物をシークエンスする準備をすすめている。 現在、市販されている抗Grf40(Gads)ラビットポリクローナル抗体を使用し、ウエスタンブロットを行い、Grf40蛋白を検出することで、ヒト細胞株でT細胞株(Jurkat)に発現し、B細胞(Ramos)に発現していないことが判明している。細胞株ではなく、ヒトPBMNCに関して蛋白の発現を検出する系を、現在準備中である。これと平行して、mRNAが蛋白発現に一致するかどうかをRT-PCRで確認する予定である。PBMNCをautoMACSによりT細胞とB細胞に分離し、その細胞成分において発現の有無を検索し、CATCH22症候群の病因と関連がつけられればと考えている。 Grf40のGST融合蛋白を作成し、マウスに免疫し、モノクローナル抗体作製を準備中である。この抗体ができれば、ヒトPBMNCをT細胞とB細胞に染色により分けて、細胞内染色を行う予定である。 現在、以上のように細胞株で可能になっていることを、ヒトPBMNCを使って遺伝子、蛋白検索を行えるように準備をすすめている。この準備が完了したところで、今後、CATCH22症候群の遺伝子、蛋白検索について、倫理委員会に申請し許可が得られれば実施する予定である。
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