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2001 Fiscal Year Annual Research Report

脳血管性病変のダイナミックCT画像での濃度変化から構成血管を立体自動描出する研究

Research Project

Project/Area Number 13770518
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

川口 修  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (90276428)

Keywords脳動静脈奇形 / 定位放射線治療 / 因子画像解析 / 導出静脈
Research Abstract

脳動静脈奇形(AVM)は楔形などの不整型の形状をしていることが多く、定位手術的照射の治療計画の際に、球形の照射体積を組み合わせる方法ではしばしば困難がある。
本研究では、造影剤の時間的な変化から3次元的画像処理をおこない因子画像解析よりnidusのみの形態を描出する手段を確立すること、としており今年度はファントム作成および基礎的実験をおこなった。
ファントム作成:小孔をあけたビニール管を巻き、規定の速度で造影剤希釈液を押し込み、周囲の囲みに造影剤希釈液が漏出する構造のファントム(AVMファントム)を作成した。流入速度をコントロールするため、内径の異なるいくつかのビニール管を巻いた。
CTによるファントム実験:AVMファントムを用いてCT撮影条件を検討した。特に流出速度とスライス幅、再構成角度などから、時間分解能が最適となる条件を求めた。平面検出器によるMultiple Detector Row CTでdynamic CTを行い、複数のスライスからなるdynamic画像を得た。画像データはDICOM形式によりオンラインおよびCD-ROM経由で治療計画コンピュータに転送した。
解析ソフトウェアを依託開発した。臨床では、Leksellフレーム固定のうえ、血管造影および経動脈的Dynamic CTを施行し治療計画をおこなうことになるので、臨床にも使えるソフトウェアとした。
因子解析の結果、動脈、静脈が分離可能であったが、特に静脈の分離に優れていた。定位放射線治療では、導出静脈が先行して閉塞すると出血につながるといわれているので、治療計画に有用と思われた。
これらの結果は、途中であるが学会報告し、さらに英文誌に投稿中である。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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