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2001 Fiscal Year Annual Research Report

末端肥大症の成因における遺伝子学的研究

Research Project

Project/Area Number 13770630
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

米田 隆  金沢大学, 医学部・附属病院, 助手 (60313649)

Keywords内分泌腫瘍 / 下垂体腫瘍 / 末端肥大症 / マイクロアレイ法
Research Abstract

腫瘍の発生にはいくつかの遺伝子異常が関与し、成長ホルモン産生下垂体腺腫の一部にG蛋白の遺伝子異常が報告されている。成長ホルモン過剰は成人において末端肥大症を引き起こし高血圧、糖尿病をはじめとする代謝異常より心血管病を引き起こすだけでなく悪性新生物の合併頻度も高く、この疾患における平均寿命も健康人に比して短い。われわれはこれまで成長ホルモン産生下垂体腺腫に対してはG蛋白遺伝子などの解析を行ったが、これらの異常は見いだせなかった。そこで、DNAマイクロアレイ法による機能解析より成長ホルモン産生下垂体腺腫の成因を検討することとした。
平成13年度は、DNAマイクロアレイ法を用いて成長ホルモン産生細胞腺腫組織に特異的に発現している(もしくは特異的に発現していない)遺伝子を原因遺伝子の候補遺伝子としてスクリーニングした。まず、ヒト非ホルモン産生下垂体腺腫,成長ホルモン産生細胞腺腫組織よりメッセンジャーRNA(mRNA)を抽出しDNAマイクロアレイ法のためのリバーストランスクリプションを行い、次に蛍光ラベルプライマー,任意プライマーを加えポリメラーゼチェーンリアクションし得られたものを組織のmRNAサンプル由来のcDNA(1)とした。ヒトの各組織のcDNAライブラリーからクローンをランダムにピックアップしPCR増幅しDNAチップを作製し、このDNAチップに(1)のcDNAをハイブリダイズさせ発現量の比較を行い正常組織と差が認められたクローン、または各々の腫瘍組織で共通した発現を認めるクローンを選出した。ヒト非ホルモン産生下垂体腺腫と成長ホルモン産生細胞腺腫組織間で、いくつかの細胞内情報伝達系に関わる遺伝子の発現量に差を認めた。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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