2001 Fiscal Year Annual Research Report
ステントグラフト治療におけるサイトカインの導入とその役割
Project/Area Number |
13770677
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
戸谷 直樹 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (20237142)
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Keywords | ステントグラフト / サイトカイン |
Research Abstract |
平成13年度 <動物モデル作製>家兎(New Zealand White)を麻酔下に開腹して腎動脈下腹部大動脈を露出。5mm径のPalmaz stentと5mmPTFEグラフトで作製したステンドグラフトを血管内に挿入固定する。 <実験群>A群:コントロール群(n=18) B群:ステントグラフト挿入群(n=18) <評価>術後1,4,14日目に犠牲死させ、動脈壁を摘出。局所のサイトカイン濃度(IL-1βとTNF-α)をElisa法にて測定、比較検討する。 半数は組織学的検討に供する。圧付加潅流固定を施し、光学顕微鏡にて動脈瘤壁の炎症性細胞の程度やマトリックス成分の破壊度を画像解析装置で計測する。 <実績>家兎(New Zealand White)を麻酔下に開腹。5mm Palmaz stentと5mmPTFE graftにて作製したステントグラフトを家兎大動脈に挿入した。 計2匹のステントグラフト群を作製した。1匹は術中死、1匹はステントが大動脈に挿入困難であり、未だ安定した実験モデル作製に至っていないのが現状である。 今後はステントグラフトの径にも再考を加えて安定したモデルを作製する予定である。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 戸谷直樹 他8名: "腹部悪性腫瘍と腹部大動脈瘤の併存症例に対する外科治療方針の検討"東京慈恵会医科大学雑誌. 14巻(4号). 171-175 (1999)
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[Publications] 戸谷直樹 他9名: "新たな合成Sealing製剤ADVASEAL^<TM>の血管縫合部へのSealing効果"新薬と臨床. 48巻(12号). 1554-1559 (1999)
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[Publications] 戸谷直樹 他5名: "細菌性腸骨動脈瘤と横行結腸癌に対して一期的手術を施行した1例"日本臨床外科学会雑誌. 61巻(7号). 1829-1832 (2000)
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[Publications] 戸谷直樹 他4名: "血管外科手術後の腸腰筋膿瘍"日本血管外科学会雑誌. 10巻(5号). 557-560 (2001)