2001 Fiscal Year Annual Research Report
CD9の機能解析とアンチセンスCD9遺伝子導入による新しい胃癌遺伝子治療の研究
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13770726
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
宮城 委史 久留米大学, 医学部, 助手 (80309806)
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Keywords | CD9 / アデノウイルスベクター / 胃癌 / Invasion Assay |
Research Abstract |
CD9の発現はHB-EGF、α3β1と共に細胞-細胞間の刺激伝達に関与している。この伝達関与により細胞増殖作用を促進することより、癌の進展や転移に関与している事が示唆される。そこで、胃癌細胞株を用いてCD9の発現を確認すると共に、CD9遺伝子を組み込んだアデノウイルスベクターを各種癌細胞に導入することで発現が増強し、更に浸潤能に影響を及ぼすか否かについて検討した。胃癌細胞株MKN-1、MKN-28、MKN-45それぞれについてWestern blot法によるCD9蛋白の発現を確認したところ、3つの胃癌細胞株でその発現が確認された。更に、胃癌細胞株MKN-1、MKN-28、MKN-45にCD9遺伝子発現アデノウイルスベクターをそれぞれ10MOI、30MOI、50MOIで24時間感染させ、その発現をWestern blotにて解析した。いずれの細胞株でもCD9の強発現が認められた。今後はアデノウイルスベクターによる導入効果が確認されたため、浸潤能に影響があるかInvasion Assayを行い胃癌細胞株MKN-1,MKN-28,MKN-45について浸潤能の比較を行う予定である.また,ヌードマウスの腹膜転移モデルを作製し、CD9の導入実験を行い生体内における発現が担癌状態のマウスにどう影響するかを研究する予定である。
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