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2002 Fiscal Year Annual Research Report

軟骨肉腫の遺伝子治療(腫瘍壊死因子の影響)

Research Project

Project/Area Number 13770791
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

瀬戸 正史  三重大学, 医学部, 助手 (10324518)

Keywordsgenen therapy / TNF / retrovirus
Research Abstract

軟骨肉腫の培養細胞株であるHCS-TGにたいして、ヘルペスのチミジンキナーゼ遺伝子(HSV-tk)を挿入したレトロウイルスベクターを用いて遺伝子導入した。それらの細胞を用いて以下の検討を行った。3次元培養はCellmatrix Type 1-Aを用いたコラーゲン・ゲル包埋培養法を用いて培養を行った。1.抗ウイルス薬であるガンシクロビール(GCV)を各濃度で作用させその殺細胞効果をMTT溶液を加えcell countを行い検討した。2.コントロールとしてβガラクトシダーゼ遺伝子(lacZ)を導入した軟骨肉腫細胞を用意した。その発現を見るために、X-gal染色を行った。それらを用いてbystander effectの検討を行った。HSV-tk遺伝子、lacZ遺伝子の導入された軟骨肉腫6を1:0,5:1,2:1,1:1,1:2,1:5,1:10の割合でコラーゲン・ゲル包埋培養法を用いて共培養し10日間GCVを投与した。全細胞数に対しての致死割合を用いてその効果を判定した。3.サイトカインの影響をみるために、TNF 10ng/mlの存在下でbystander effectの検討を行った。GCVの濃度が1μMで97%の殺細胞効果が認められ、10μMでは99%の殺細胞効果が認められた。bystander effectの検討では、1:10までの割合いではその80%以上の細胞に細胞死が認められた。3. 2次元、3次元の培養でも85%以上の効率で細胞死が認められた。特に2次元培養においては、従来80%近くであったのが、ほぼ90%近い細胞死が認められた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] M Seto, et al.: "Suppression of tumor growth and pulmonary metastasis in osteosarcoma using gene therapy"Oncology Reports. 9. 337-340 (2002)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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