2001 Fiscal Year Annual Research Report
脳細胞傷害における低温と神経細胞保護薬の併用効果の基礎的研究-プロスタサイクリン、グリオスタチン、リポコルチン1の作用機構の解明-
Project/Area Number |
13770849
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
藤田 義人 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (90238593)
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Keywords | 低酸素 / 低温 / 細胞保護 |
Research Abstract |
1、ヒトニューロブラストーマ細胞株を用いた神経細胞傷害モデルの確立 申請者は、申請した低酸素負荷装置により、0%酸素負荷、1%酸素負荷それぞれの低酸素負荷による細胞傷害モデルを作成した。さらにそれらの細胞傷害の程度をそれぞれ、細胞増殖数、浸透圧、pH、酸素分圧、二酸化炭素分圧、グルコース濃度、ラクテート濃度、及び細胞傷害指標であるLDHの測定により確認した。0%酸素負荷については8時間負荷で、約半数の細胞が死にいたり,12時間負荷でほぼ100%死に至る。1%酸素負荷では12時間負荷で約3割が,そして18時間負荷で約5割,24時間で約8割が死に至る。この実験系につき低酸素負荷の細胞障害モデルを確立した。さらにこれらのネクローシスとアポトーシスを比較しながらよりレスキューしやすいと考えられるアポトーシスのモデルについて、低酸素負荷の時間などの条件につき検討中である。 2、低温、プロスタサイクリン、グリオスタチン、リポコルテン1の神経細胞保護作用の確認 低温の細胞保護効果について、細胞増殖数、浸透圧、pH、酸素分圧、二酸化炭素分圧、グルコース濃度、ラクテート濃度、及びLDH測定で確認した。さらに、脳浮腫に関係すると思われる、ウォーターチャンネルのアクアポーリンファミリーの遺伝子発現を検討した。現在、その結果を論文作成中である。その他、プロスタサイクリン、グリオスタチン、リポコルチン1については検討中である。
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Research Products
(1 results)