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2002 Fiscal Year Annual Research Report

敗血症におけるエンドトキシン受容体(TLR4)とその関連分子RP105の役割

Research Project

Project/Area Number 13770863
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

廣橋 伸之  久留米大学, 医学部, 助手 (30218862)

Keywords敗血症 / エンドトキシン
Research Abstract

救急・集中医療領域において、敗血症および敗血症性(特にエンドトキシン)ショックは未だ治療に難渋する病態のひとつである。近年、炎症性サイトカインと抗炎症性サイトカイン産生の不均衡が病態の重症化、言い換えればSIRS/CARSの指標となりうるかどうかが論議されている。本研究では敗血症患者の末梢血単核球(単球、T、Bリンパ球)細胞内サイトカイン、TLR4、RP105の発現を検討し、それらの細胞群がエンドトキシントレランスあるいはプライミングの状態であるかを判定し、さらにショックや多臓器不全(SOFAスコア)の重症度、死亡率との関係をあきらかにすることにより、敗血症および敗血症性(特にエンドトキシン)ショックの病態を解明することを目的とした。高度救命救急センターに搬入された敗血症患者(36名)より末梢血を採取し、細胞濃縮・除去システムを用いて単球、T、Bリンパ球を分離し、各細胞を固定し各サイトカイン(TNF-α、IL-4、IL-6、IL-10、IL-12、IFN-γ)抗体を用いて細胞内サイトカインの発現をフローサイトメトリーで測定した。また同時に血中の各サイトカイン(TNF-α、IL-4、IL-6、IL-10、IL-12、IFN-γ)をELISAで測定し、さらに敗血症患者末梢血細胞上のTLR4とRP105の発現をフローサイトメトリーで測定した。以降患者搬入3日、1週、2週後および経過中のseptic shock時に末梢血を採取し、同様に測定、検討した。敗血症患者において、細胞内サイトカイン、TLR4、RP105の発現から、その細胞がエンドトキシントレランスあるいはプライミングの状態であるかを判定し、多臓器不全(SOFAスコア)の重症度、ショックの頻度、死亡率との関係を明らかにした。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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