2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13770898
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
紺屋 英児 近畿大学, 医学部附属病院, 助手 (90278705)
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Keywords | 三次性上皮小体機能亢進症 / RFLP解析 / LOH / RER |
Research Abstract |
平成13年度は三次性上皮小体機能亢進症患者の手術検体からDNAを抽出し、DNA多型プローブの選択を行った。さらに、得られた上皮小体組織および正常組織のDNAを制限酵素で消化し、アガロースゲル電気泳動、サザントランスファー、プローブのアイソトープによるラベリングを経てサザンプロットハイプリダイゼーションを完成させた。平成14年度の腎不全ラットモデル作製の準備もこれから始める予定である。 方法としては手術検体を用いてrestriction fragment length polymorphism analysis (RF LP解析)を行い、染色体2p、3p、17p上のloss of heterozygosity (LOH)およびreplication error (RER)の有無を調べた。結果は1例のみ染色体2p、3p上のLOH陽性を示したが、RERは検出されず染色体17p上においてはLOH・RERともに検出されなかった。LOH陽性の判定は片方の対立遺伝子の消失を観察した。残りの3例ではどの染色体領域においてもLOH・RERとも検出されなかった。
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