2001 Fiscal Year Annual Research Report
アレルギー性鼻炎における上皮細胞の新たなる役割・DEPによる影響
Project/Area Number |
13770993
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
小津 千佳 日本医科大学, 医学部, 助手 (20328785)
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Keywords | アレルギー性鼻炎 / 高親和性IgEレセプター / 鼻粘膜上皮細胞 |
Research Abstract |
対象:通年性、季節性アレルギー性鼻炎患者 検体:アレルギー患者と非アレルギー患者の下甲介粘膜 1) HD患者の鼻粘膜にHDの抗原ディスクを置き誘発後、鼻粘膜上皮層擦過片を採取 これらをPLP固定後サイトスピンにかけAPAAP法による免疫組織染色によりIgE・FcεRI・cytokine(RANTES・Eotaxin・GM-CSF・IL-6・SCF)の発現を検討した。HDディスクでの誘発後はコントロールに比べFcεRI・cytokine(RANTES・Eotaxin・GM-CSF)の発現の増加が認められた。 2) 通年性アレルギー患者の鼻粘膜上皮層擦過片を採取 高親和性IgEレセプター(FcεRI)α・β・γ鎖のmRNAの発現をRT-PCR法で検討した。FcεRIのα・γ鎖の発現は認めたが、β鎖の発現は、認められなかった。 3) 甲介粘膜から酵素処理で上皮細胞を分離し上皮細胞を単離培養しIL-4・IL-13・TNF-αで刺激 IgE・FcεRI・HLA-DRの発現をフローサイトメトリーを用いて検討した。IL-4の刺激で培養上皮細胞のFcεRIの発現は増加した。
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