2002 Fiscal Year Annual Research Report
実験的増殖硝子体網膜症に対する酵素併用硝子体手術の研究
Project/Area Number |
13771008
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
鈴木 幸彦 弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (40292148)
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Keywords | 網膜静脈閉塞症 / 硝子体手術 / 網膜血管カニュレーション / 組織プラスミノーゲンアクチベーター |
Research Abstract |
網膜血管閉塞性疾患に対する治療として、硝子体手術の際に網膜血管内へ直接、治療薬(組織プラスミノーゲンアクチベーターなど)を投与する方法を検討するため、ウサギを用いて、網膜血管カニュレーション実験を行なった。 実際には、直径1mmのガラス管を用い、網膜血管に刺入できる形にマイクロピペットを自作した。麻酔したウサギの頭部を固定し、強膜切開創からマイクロピペットを刺入し、網膜血管に刺入し、生理的食塩水を注入し、カニュレーションを確認した。この方法と結果については、第18回眼微小循環研究会のシンポジウムで講演した。同様に、その成果を雑誌(「網膜静脈閉塞症に対する治療研究 -網膜血管外科を目指して-」 眼紀 53:331-334,2002)に報告しており、さらに発展した内容については現在、投稿中である。 今後はこの方法を発展させるため、以前に当教室で開発した、トロンビン滴下による実験的網膜静脈閉塞症モデルなどを用いて、実際に治療薬(組織プラスミノーゲンアクチベーターなど)を注入し、その効果と組織に対する傷害などについて、組織学的に検討する予定である。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 鈴木 幸彦: "網膜静脈閉塞症に対する治療研究 -網膜血管外科を目指して-"日本眼科紀要. 53巻5号. 331-334 (2002)
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[Publications] Yukihiko Suzuki: "Postoperative complications after simultaneous vitrectomy and cataract surgery"Ophthalmic Surgery and Lasers. 32巻5号. 391-396 (2001)
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[Publications] 鈴木 幸彦: "網膜前膜により牽引性網膜剥離に至った網膜色素変性症の1例"眼科臨床医報. 95巻9号. 944-947 (2001)
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[Publications] 鈴木 幸彦: "裂孔原性網膜剥離に対する白内障硝子体同時手術の成績"臨床眼科. 55巻4号. 575-578 (2001)
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[Publications] 鈴木 幸彦: "硝子体出血により見逃された網膜剥離の治療成績"眼科手術. 14巻4号. 497-500 (2001)
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[Publications] 鈴木 幸彦: "網膜剥離の強膜内陥術不成功例に対する白内障硝子体同時手術の成績"眼科臨床医報. 96巻10号. 1056-1060 (2002)
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[Publications] 鈴木 幸彦: "術前に裂孔不明であった裂孔原性網膜剥離に対する硝子体手術成績"臨床眼科. 56巻4号. 531-534 (2002)