2001 Fiscal Year Annual Research Report
C-mybアンチセンスヌクレオチドによる緑内障術后成績向上のための基礎的研究
Project/Area Number |
13771037
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
山中 修 和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (50254545)
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Keywords | 緑内障 / 創傷治癒 / 繊維芽細胞 / c-mybアンチセンス / 細胞外マトリックス |
Research Abstract |
In vivoにおける研究 現在、培養ヒトテノン嚢線維芽細胞を用い、c-mybの細胞増殖、遊走、細胞外マトリックス(ECM)成分の産生、分泌に対する影響をc-mybアンチセンスヌクレオチドを用いて検討中である。 これに先立ち、実際、癜痕抑制目的で臨床に用いられているmitomycin-Cを用い、線維芽細胞に対する影響を同様の項目で検討し、細胞増殖、遊走が抑制されることを確認している。これらのデータと比較、検討を予定している。 また、増殖に関与するconnective tissue growth factorのアンチセンスヌクレオチドを用いると、線維芽細胞の増殖や遊走、ECM産生に影響を及ぼすことが判明した。このことより同様の作用が、c-mybアンチセンスにも期待されると考えている。 In vitroにおける研究(ラットを使用し、c-mybの影響を検討) ラット癜痕モデルの作成 ラット結膜を剥離して創傷治癒過程を観察した。3週間後の炎症発現が最も強く、同時期を癜痕モデルとすることに決定した。 現在、ラット結膜癜痕モデルに、c-mybアンチセンスを用い、癜痕抑制効果の程度を検討中である。また癜痕に関する検討項目として、コラーゲンをはじめとする各種ECM成分やTGF-betaシグナル伝達に関与するS-madの免疫局在を検討中である。
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Research Products
(2 results)