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2001 Fiscal Year Annual Research Report

サイトカイン療法を応用した脱臼歯の再植 -置換性吸収、骨性癒着の防止-

Research Project

Project/Area Number 13771137
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Research InstitutionIwate Medical University

Principal Investigator

南 清隆  岩手医科大学, 歯学部, 助手 (10326697)

Keywordsサイトカイン / 歯牙再植 / 歯根膜の治癒 / basic Fibroblast Growth Factor
Research Abstract

本研究の目的は、歯牙再植時に生じやすい置換性吸収や骨性癒着を防ぐため、サイトカインの一つであるbasic Fibroblast Growth Factorを用い、線維芽細胞の活性を向上させ歯根膜の治癒を促進させることである。
本年度は、応用するbasic Fibroblast Growth Factorの濃度を決定するため、様々な濃度のbasic Fibroblast Growth Factorを歯牙再植に用い、H-E染色標本から歯根膜の治癒状況を観察し、その濃度を決定することを試みた。ラットの前歯を再植した場合、断裂した歯根膜が連続性を回復するのは術後3日目から7日目であったことから、その時期に最も効果を発揮し、治癒状態に差を生じさせる濃度を決定する必要があると思われた。現在、試料作製途中であり、再植時に用いるbasic Fibroblast、Growth Factorの濃度を決定するには至っていないが、濃度の違いにより治癒過程に差が生じると考えられる。
また、basic Fibroblast Growth Faotorは線維芽細胞のみならず、神経成長因子としても作用しすることから歯根膜中の神経系においても作用することが予想されるため、次年度はその結果を踏まえ、最も効果的かつ効率的な濃度でbasic Fibroblast Growth Factorを用いた際の歯根膜中の神経線維ならびに知覚神経終末の活性について検討する予定である。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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