2001 Fiscal Year Annual Research Report
外傷歯におけるリバスキュライリゼーションおよび歯髄再生に関する研究
Project/Area Number |
13771138
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
横山 恵以子 昭和大学, 歯学部, 助手 (70301512)
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Keywords | リバスキュライリゼーション / 歯髄 / 再生 / Er:YSGGレーザー / 水酸化カルシウム / 動物実験 / 根管拡大 / 抜髄 |
Research Abstract |
外傷により歯が脱落した場合、その保存に努めるよう再植処置を行う。しかし、再植を行っても歯根膜の損傷や歯髄の感染により歯根の吸収を生じ歯が失われることも多い。しかし保存状態がよく経過時間が45分以内であればサルの場合は0.5mm以上、ヒトの場合は1.1mm以上の根尖孔の大きさがあれば歯髄のリバスキュライリゼーションを生じるといわれている。 生後1年半のイヌを用いその顎を4ブロック(右下、右上、左上、左下)に分け実験を行なった。その小臼歯及び大臼歯を通法に従い抜髄後、エンジンリーマーとEr:YSGGレーザーにて根管拡大を行なった。その際根尖孔を1.1〜1.5mm拡大するよう十分拡大を行なった。拡大後は水酸化カルシウムを貼薬、仮封した。1ヶ月おきに順に4ブロックを根管拡大を行い、それぞれ1,2,3,4ヶ月後で組織を取り出しホルマリンに保存した。今後、非脱灰標本を作製、HE染色を行い、根尖部の組織変化を確認し、肉芽が上がってきているかどうか考察する。
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