2001 Fiscal Year Annual Research Report
周産期における食行動への看護支援 -体重自己管理を必要とする妊婦の胎児認知との関連から-
Project/Area Number |
13771534
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | College of Nursing Art and Science, Hyogo |
Principal Investigator |
田村 康子 兵庫県立看護大学, 看護学部, 助手 (80326305)
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Keywords | 周産期 / 食行動 / 体重増加 / 体重自己管理 / 胎児認知 / 妊婦 / 看護 |
Research Abstract |
平成13年度においては、周産期の体重管理に関する医学、看護学関連の研究論文および研究方法や食行動、認知科学に関連する文献を「医学中央雑誌」「MEDLINE」「CHINAL」にて「胎児認知」「周産期」「体重」「体重増加」「肥満」「看護」等のキーワードを用いて検索し、現在も検索・検討を続けている。文献については、体重増加と肥満の評価に関するもの、妊娠中の体重増加の及ぼす医学的影響に関するもの、妊婦の食生活の実態に関するもの、看護介入に関するもの、妊産褥婦の体重増加の要因に関するものに分類できた。妊婦自身の体験や胎児認知に関連した文献は少なく、今後さらに文献検索を続ける予定である。 半構成的インタビューの枠組みとして、前研究「妊婦自身が選ぶ食行動への看護介入の検討」での結果を参考に「生活に関すること(食行動を中心に、日常生活活動の実際や思い、家族の状況)」、「身体に関すること(身体の変化、症状の有無、体重への関心)」、「胎児に関すること(胎児についての思いや気をつけていること、育児準備など)」を妊娠前も含む経過の中でどのようであるかという観点から聞くこととし、インタビューガイドを作成した。研究内容については大学の研究倫理委員会にて審査を受け、研究実施の許可を得た。2つの医療施設において研究参加者の募集について了承を得ており、うち1箇所の施設の産婦人科外来にて週に1〜2回ほど対象者のリクルートに行っている。現在2名の妊娠20週〜24週の初産婦に第1回目のインタビューを行い、データ収集を開始したところである。
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