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2001 Fiscal Year Annual Research Report

IPv6におけるサイトローカルアドレスのステートレス自動設定

Research Project

Project/Area Number 13780228
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

岡部 寿男  京都大学, 大学院・情報学研究科, 助教授 (20204018)

KeywordsIPv6 / アドレス自動設定 / サイトーカルアドレス / LIN6 / ルーティングプロトコル / zaroconf
Research Abstract

IPv6においては単一データリンク内の通信においてのみ有効なリンクローカルアドレスと、そのステートレスアドレス自動設定の手続きが規定されている。しかし,それぞれ異なる特性を持つ多種多様のデータリンク層メディアをアドホックに接続してQoS保証も考慮したIPネットワークを構成するためには、QoSルーティングの機能を持つルータによりネットワーク層で統合する、マルチルータ環境を想定する必要がある。
本年度の研究では、マルチルータ環境を対象としてIPv6のサイトローカルアドレスをゼロ設定(zeroconf)でステートレスに自動割り当てする枠組を提案した.提案する方式では、当該リンクに最初に接続されたルータが,そのリンクのリーダとなって,16bitのsubnet ID部分をランダムに選んだプレフィックスを生成する.アドレスのサイト内での一意性を保証するために,RIPngを拡張したプレフィックスアドレス重複の検出方法を示した.重複が検出されると直ちにリンクリーダへ通知され,IPv6のアドレス付替の仕組を用いて新たなアドレスへの付替が行われる.
一方、IPv6において移動透過性とマルチホーミングを同時に実現する新しいネットワークアーキテクチャであるLIN6の検討を行い、LIN6環境でのサイトローカルアドレス利用の親和性と、とくにマルチホーミングへの応用の可能性について検討を行った。LIN6においてはインターネットのend-to-end原理を崩さずNATを用いることができることから、家庭内LANのようなファイアウォールの内側のネットワークにおいてサイトローカルアドレスを用い、対外接続においてLIN6によりマルチホーミングを行う方式を提案した。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 吉廣卓哉, 島田将行, 岡部寿男, 岩間一雄: "IPv6におけるサイトローカルアドレスのステートレス自動設定"システム制御情報学会論文誌. Vol.15, No.6. (2002)

  • [Publications] 藤川賢治, 岡部寿男, 小山洋一: "DHCP/DNS/HTTPの連携による家電機器の自動設定及び閲覧システム"システム制御情報学会論文誌. Vol.15, No.6. (2002)

  • [Publications] 松本存史, 藤川賢治, 岡部寿男, 太田昌孝, 寺岡文男, 國司光宜, 石山政浩: "移動透過性とマルチホーミングを実現するネットワークアーキテクチャLIN6のためのAPI設計"情報処理学会第64回全国大会. 5K-05. (2002)

  • [Publications] 岡部寿男: "IPv6によるmobile and ad-hoc networking"電子情報通信学会2001年ソサイエティ大会. PB-4-6. (2002)

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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