Research Abstract |
本研究は,アプリケーション毎の帯域制御やリアルタイム性を保証していないネットワーク媒体上でも,リアルタイム性を必要とするマルチメディアシステムを実現可能とすることを目的としている.現在,研究計画に従って,次のソフトウェアの開発を行っている. 1.OSのモジュール化方式の開発 2.リアルタイムCPUスケジューラの開発 3.帯域保証機構の開発 1と2については,それぞれ研究会発表が行われている. 笠井秀一,毛利公一,平瀬吉也,森英悟,"スケジューラの動的な変更を可能とするオペレーティングシステムの構成手法,"情報処理学会研究報告2001-OS-89, Vol. 2002, No. 13, pp. 101-108, 2002. 帆波幸二,毛利公一,吉澤康文,"リアルタイムスケジューリングのためのI/Oアクセス制御,"情報処理学会研究報告2001-OS-88, Vol.2001, No. 78, pp. 91-98, 2001. 3については,次のタイトルで論文を執筆中である. "RoseRed : Network QoS Control Mechanism for Multimedia Applications" また,関連する研究会発表として,次のものがある. 浅見和男,森本洋行,毛利公一,吉澤康文,"資源の予約管理機構に基づくリアルタイムオペレーティングシステムの設計,"情報処理学会研究報告2001-OS-87, Vol. 2001, No. 65, PP. 145-152, 2001.
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