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2001 Fiscal Year Annual Research Report

ファジィランダム数理計画法とその応用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 13780366
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

片桐 英樹  広島大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40325147)

Keywords数理計画 / ファジィランダム変数 / 可能性測度 / 確率計画 / 組合せ最適化
Research Abstract

本研究の目的は,確率的な不確実性と人間の判断の曖昧性とが同時に存在する状況下での数理計画に対する有用なモデルの構築,および効率的な解法の提案を行うとともに「ファジィランダム数理計画」の統一的な枠組みの基礎を構成することである.まず,ファジィ性とランダム性が同時に存在する状況下での有用なモデルの構築に関しては,計画どおり,1)期待値モデル,2)分散最小化モデル,3)満足基準最適化モデル,の3つを行った.この本研究のアプローチは,ファジィと確率の情報を十分に利用するという意味で有効であることはわかっていたが,定式化される問題として比較的解き易い形になるように工夫を行うことが課題であった.この点に関しては,1)については,分数計画問題,2)については,凸計画問題になることを示し,効率的に大域的最適解を見つけるアルゴリズムを開発した.また,3)についても非凸計画問題となるものの,パラメトリック凸計画法を利用することによって,大域的最適解を求められることを理論的に示すと共にその解法を与え,設備備品として購入したノートパソコンを用いて簡単な数値実験を行った.また,カナダのバンクーバーで行われた国際会議において,1)の研究に関してPower Pointを用いて発表を行った(次ページ,研究発表参照).現在はその内容を論文として日本オペレーションズリサーチ学会誌に投稿中である.2)と3)のモデルについても現在それぞれ,日本ファジィ学会誌と電子情報通信学会誌に投稿中である.さらに2)のモデルについては,2002年6月に奈良で開かれる多目的計画に関する国際学会MOPGP'02での研究発表することが決まっている.また,3)のモデルについては,2001年11月に京都大学数理解析研究所にて研究発表を行った.引き続き,2002年度も計画に従って研究を遂行する予定である.

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Hideki Katagiri: "Multiobjective Fuzzy Random Linear Programming Using E-model and Possibility Measure"Proceedings of Joint 9^<th> IFSA World Congress and 20^<th> NAFIPS International Conference. 1. 2295-2300 (2001)

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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