2003 Fiscal Year Annual Research Report
法科大学院の入学者選抜における適性試験に関する研究
Project/Area Number |
13800005
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
伊藤 眞 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (50009809)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
増井 良啓 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (90199688)
濱田 道代 名古屋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (90022425)
笠井 正俊 京都大学, 大学院・法学研究科・附属法政実務交流センター, 教授 (90283580)
柏木 昇 中央大学, 法学部, 教授 (20251431)
山野目 章夫 早稲田大学, 法学部, 教授 (50142906)
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Keywords | 法科大学院 / ロー・スクール / 適性試験 / 入学者選抜 / LSAT / LSAC / アドミッション・オフィス / 法曹養成 |
Research Abstract |
本年度においては,最終年度として、従来の作題ワーキング・グループの実績、特にその実験テストの結果分析を踏まえ、独立行政法人大学入試センターによる適性試験本試験、同追試験の内容についての分析を行った。 同センターによる適性試験本試験は平成15年8月31日に実施されたが、その内容は、当ワーキング・グループによる実験テストの分析結果を踏まえ、第1部「推論・分析力問題」、第2部「読解・表現力問題」の2部構成とし、試験時間は各90分で実施された。また、法科大学院設立前という特殊事情に鑑みて、同年11月9日に追試験が実施されたが、その内容は、本試験と同様のものであった。 本試験の受験者は28340人、追試験の受験者数は7181人であり、その多くの者は、現在実施中の各法科大学院へ出願し、適性試験の成績は、その選抜資料として有効に利用されている。この意味で、本件究は、すでに十分な成果をあげたものと思われるが、今後はなお、平成15年度実施の適性試験内容のより立ち入った分析、法科大学院入学者の学業成績との相関などについて研究をとりまとめることを計画している。
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