2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13837007
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Research Institution | NIIGATA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
高橋 桂子 新潟大学, 教育人間科学部, 助教授 (50311668)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角尾 篤子 信州大学, 教育学部, 教授 (00180034)
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Keywords | 高齢者介護 / 相続 / 寄与分 / 世代間交流 / 地域通貨 / 経済評価 / アンケート調査 / ヒアリング調査 |
Research Abstract |
本年度は平成13年度からの3年間にわたる研究総仕上げを行った。平成13年度の文献研究,翌14年度の独自アンケート調査,ヒアリング調査に変更した首都圏調査などから,21世紀,高齢社会における介護提供と相続の評価・関連つけ,また21世紀「超」高齢社会における介護労働提供の評価と相続のあり方,その支援方法等に関して法律学,社会学そして経済学の側面から検討を加えた。 報告書の目次は次のようである。 1.はじめに 2.介護・相続をめぐる実態(アンケートならびにヒアリング調査) 先行研究サーベイ/アンケート調査(長野調査,参照:新潟JA調査)/ヒアリング調査(首都圏) 3.介護・相続の解決方法(1);法律学アプローチ(寄与分を参考に) 民法における扶養・相続の規定/寄与分創設の経緯・創設前後の判例 「嫁」による介護提供の法的保護 4.介護・相続の解決方法(2);社会学アプローチ(世代間交流・地域通貨を参考に) 世代間交流/地域通貨 5.介護・相続の解決方法(3);経済学アプローチ(無償労働の経済評価を参考に) 介護労働の経済評価 6.おわりに 3年間にわたる共同研究を通して,いくつか更なる新たな研究課題も見つかっている。今後も本テーマで研究活動を進めていく所存である。
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Research Products
(1 results)