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2001 Fiscal Year Annual Research Report

子宮全摘出術を受けた成熟期以降の女性のセクシュアリティに関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 13837029
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

豊田 淑恵  東海大学, 健康科学部, 助教授 (60207652)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 和田 恵子  東海大学, 健康科学部, 助手 (10287104)
横山 寛子  東海大学, 健康科学部, 助教授 (30143150)
石井 美里  東海大学, 健康科学部, 講師 (10276660)
Keywordsセクシュアリティ / 子宮全摘出術 / 成熟期の女性 / 自助グループ
Research Abstract

今年度は、研究目的である子宮全摘出術を受けた女性たちの身体的・精神的・心理社会的な側面からの情動変化(不安や苦痛)を知るための手がかりとして、患者たちだけによる自助グループを探し、全国で初めての子宮・卵巣がんの患者会があることを把握した。子宮・卵巣がん患者会は、乳ガン患者の自助グループなどと比較すると会員の生存率が低いため、なかなか発足までには至らない状況であった。今回はこの貴重な子宮・卵巣がん患者会と交流を図ることができた。一つは、2000年4月に発足した「子宮・卵巣がんのサポートグループあいあい」である。もう一つは、「あいあい」で開催した講演会「リンパ浮腫の予防と治療」をきっかけに2000年11月に発足した「リンパ浮腫にとりくむ会りんりん」である。この2つのグループが合同で企画した夏合宿「わかちあいのミーティング」に看護者として参加したことにより、患者理解に大きく役立ったと考える。
しかし、夜間を徹しての患者たちの話し合いからは、夫婦間の性に対する認識のズレについて聞くことはできなかった。それは、成熟期の20〜40代の女性が、子宮全摘出術を受けるまでの過程で恋人との別離や家族の無理解による心の葛藤、さらには医療者側からの「もの」としての冷たい扱いや言動などにより、手術後半年経過した現在でも心身共に立ち直れていない状況を理解したからである。彼女たちの辛さ、苦しさ、悲しさ、怒りなどの表出が、看護者として参加した私たちに向けられたことは、本研究の目的であるセクシュアリティに関する介入方法を考える上で大きな収穫であったと考える。
現在、春合宿「リンパ浮腫を癒す」(2002年3月18日〜20日)の開催に向けて企画・運営を一緒に行っている。この合宿において研究協力の得られた子宮全摘出術後の患者40名に対して健康状態を把握するために、3つの調査票(MAS,CAS,STAI)を用いて面接調査を行う予定である。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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