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2002 Fiscal Year Annual Research Report

人工知能による絵画表現の現状と将来像の解明

Research Project

Project/Area Number 13871007
Research InstitutionFuture University-Hakodate

Principal Investigator

木村 健一  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 助教授 (60280327)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西野 由希子  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 助手 (70325900)
美馬 義亮  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 講師 (60325892)
KeywordsThinkingSketch / AARON / ハロルド・コーエン / 人工知能 / 迎山和司 / ZKM / インタラクション / 絵画表現
Research Abstract

平成14年度の研究は、前年度の調査活動を通じて得た知見をもとに、主に比較システムとして我々が開発した自動描画プログラムThinkingSketchを用いて人工知能画家AARONとの類似点や相違点を明らかにする作業を行った。また、国内の研究者や表現者への取材インタビューを行い、ThinkingSketchのソフト面とハード面の機能を検討する中で、具象絵画に対するアプローチも試みた。
これらの活動で得られた成果は、情報処理学会夏のプログラムシンポジウム、日本デザイン学会、wiss2002で口頭発表した。
2002年7月24日には、AARONの開発者で画家のハロルド・コーエン氏を本学に招聘し講演会を開催した。この際、同氏のもとで学び人工知能画家「静」システムの開発を行っている迎山和司氏にも参加してもらい、長時間の意見交換を行った。コンピュータソフトウエアが一種の人工知能として機能し、生成された抽象絵画の中に、ユーザは見立てによって良し悪しや、好みの画法を見出し、一定の描画テーストの方向性を見つけていく傾向についての議論を深める事ができた。
また、人工知能的アプローチで描画するソフトウエアがユーザに与える影響を調査するため、ユーザーインターフェース部分を大幅に改良したThinkingSketchを、埼玉県川口市に開館した映像ミュージアムSKIPCITYに常設展示した(2003年2月〜)。来館者が自由にこのシステムを操作できる環境を作った。来館者の多くは短時間で操作を覚え、スイッチを押す事によって(一種のインタラクションによって)抽象絵画が自動で大量に生み出している。描かれた絵画は自動保存機能で蓄積されている。後に生成過程等を検証するため調査を行う予定である。
なお、これらの調査や試みの成果をもとに、2003年7月にドイツのZKMに開催される「コミュニケーション」をテーマとする国際シンポジウムで発表を行う。2003年2月には、同シンポジウムの企画者であるハンス・ディプナー氏とZKMにおいて打ち合わを実施し準備を進めている。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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