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2003 Fiscal Year Annual Research Report

カキ果実のヒト摂取時における機能特性の解明

Research Project

Project/Area Number 13876006
Research InstitutionShimane University

Principal Investigator

板村 裕之  島根大学, 生物資源科学部, 教授 (80109040)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 舟木 賢治  島根大学, 教育学部, 助教授 (90091579)
Keywordsアンポ柿 / お酒の酔い覚ましと悪酔い防止 / アルコールとアセトアルデヒド / ヒトにおける摂取実験
Research Abstract

本年度は、ヒトに対して飲酒(清酒半合)前のリンゴ果実およびアンポ柿(干し柿より水分濃度が多い)摂取が血液中のエタノール(EtOH)およびアセトアルデヒド(AcH)濃度に及ぼす影響を調べた。飲酒前30分にアンポ柿約200gを摂取し、清酒90mlを摂取した区とアンポ柿のかわりにリンゴ生果約200gを摂取した区および飲酒のみの対照区を設けた。3区とも10名の被験者を用い、各被験者がアンポ柿区、リンゴ区、対照区の被験者となるよう設計した。,飲酒0,1,2,3時間後に血液を採取し血中EtOH、AcH濃度をガスクロマトグラフで測定した。
その結果、飲酒後2時間において血中AcH濃度はアンポ柿区、リンゴ区とも対照区(約12ppm)よりやや低い8ppm程度に抑えられた。また、血中EtOH濃度は、もっとも濃度め高い飲酒後1時間の濃度が、アンポ柿区で92ppm、リンゴ区で124ppm、対照区で203ppmとなり、アンポ柿摂取により、飲酒後1時間の血中エタノール濃度が何も食べない場合より半分以上減少し、アンポ柿の悪酔い防止効果が認められた。
今後は、カキ果実の血中EtOH抑制が胃からのアルコール吸収阻害なのか、血液中での排斥によるものかを明らかにしたい。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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