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2003 Fiscal Year Annual Research Report

エストロゲン様作用物質による下垂体腫瘍発生・増殖機構の分子病理

Research Project

Project/Area Number 13877025
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

橘 正芳  新潟大学, 脳研究所, 教授 (10128712)

Keywords下垂体 / ラット / リコンビナント / DES / プロラクチン / 腺腫 / 睾丸 / 重量
Research Abstract

エストロゲンおよびエストゲン作用を持つ物質は下垂体に腺腫を惹起することが知られていおり、エストゲン補充療法等の場合問題となることも少なくない。一方近年内分泌かく乱物質のエストロゲン様作用が明からかとなり、男子における近年の精子数の減少や睾丸重量の減少が問題となってきている。
研究代表者が昨年まで勤務していた埼玉県立がんセンター研究所(現在研究室と改組)では、発がん剤propylnitrosourea (PNU)投与による胸腺リンパ腫(T細胞リンパ腫)の感受性遺伝子の座位をQTLquantitative trait loci)解析で決定する目的でFisher344およびLong Evansを親系統とする遺伝子組み換え近交系ラット(リコンビナントリコンビナントインブレッドラット)FLEX/LEXFが作出され、PNU投与による胸腺リンパ腫の感受性遺伝子座位がラット第7染色体のc-myc遺伝子付近に同定することに成功している。そこで、このFLEX/LEXF遺伝子組み換え近交系ラットを用いエストロゲン作用をもつ内分泌かく乱物質であるジエチルスチルベストロールをデポーとして皮下に投与し下垂体腺腫を惹起せしめ、下垂体重量、血中プロラクチン濃度を測定しQTL (quantitative trait loci)解析を施行した。しかしながら、これらについては統計学上有為な遺伝子座位は認められなかった。一方,同時に測定した睾丸重量(の減少)についてはラット第7染色体のc-myc遺伝子付近に感受性遺伝子座位が同定できた。さらに親系列Fisher344とLong Evansの間にについてc-myc遺伝子の多型が有るかを調べたところ確かに多型が存在した。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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