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2002 Fiscal Year Annual Research Report

マウス由来株化セメント芽細胞の樹立とその性質の解明

Research Project

Project/Area Number 13877351
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

花田 晃治  新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (90013979)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斎藤 功  新潟大学, 歯学部附属病院, 講師 (90205633)
Keywordsセメント芽細胞 / マウス / 培養 / 歯根吸収 / 歯科矯正治療
Research Abstract

矯正治療による歯根吸収は、臨床上大きな問題の1つである。しかしながら、歯根吸収が過度に進行する機序については現在までほとんど明らかにされていない。その一因としては、セメント質を構成するセメント細胞、セメント芽細胞の分離培養が困難で、これらの細胞の機能や吸収調節機構における破歯細胞との相互作用などを詳細に解析することができていないことが挙げられる。そこで本研究では、SV40 T-anigen導入トランスジェニックマウスを用いて、マウス由来セメント芽細胞の株細胞を樹立することを目的としている。昨年度までに、SV40 T-antigen導入トランスジェニックマウスの下顎骨臼歯からセメント芽細胞が比較的多く含まれる組織片を採取し、細胞を分離することができた。
そこで今年度は、限界希釈法にてクローニングを行い、数種類の細胞株を選択することをを試みた。まず、SV40 T-antigen導入トランスジェニックマウスの下顎骨臼歯から分離された細胞を数回の継代し、十分な細胞数を得た後、凍結保存した。次にそれらの細胞を用いて限界希釈法にてクローニングを行った。実験方法としては、まず、96穴プレートに細胞をうすく播種し、各穴に1個の細胞が選択されるようにした。顕微鏡下で細胞数を確認し、1個の細胞が分離できた穴をマークし、さらに培養を行った。マークした穴の細胞がコンフルエントになるまで培養を行い、さらに細胞数を増やす予定であったが、細胞の増殖能が思わしくなく、クローニングに失敗した。原因は培養液を3日ごとに交換していたが、交換する間隔が早すぎてオートクラインによる増殖因子等の作用を取り除いてしまったこと、または、実験手技の未熟さで、細胞にダメージを与えてしまったことなどが考えられる。
今後再度クローニングを行ってみる予定である。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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