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2001 Fiscal Year Annual Research Report

固型物粒子による消化管内容物の粘性の増加とその消化・吸収への影響

Research Project

Project/Area Number 13878019
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Research InstitutionIshinomaki Senshu University

Principal Investigator

坂田 隆  石巻専修大学, 理工学部, 教授 (00215633)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小川 宣子  岐阜女子大学, 家政学部, 教授 (30139901)
Keywords大腸 / 盲腸 / 小腸 / 内容物 / 粘度 / 管粒粘度形 / 粒子 / セルロース
Research Abstract

1 消化管内容物の粘性に対する固形物粒子の関与
近隣の屠場でブタ盲腸内容物を採取し、この内容物の粘性を管流粘度計で測定した。さらに、同じ内容物を遠心分離して固形物粒子を完全に除去した上清についても、同様にして粘性を測定した。
その結果、管流粘度計でブタ盲腸内容物の粘度を再現性良く測定できた。また、ブタ盲腸内容物は粘度が高い非ニュートン流体で、ビンガム流体の性質を示すことがわかった。さらに、固形物粒子を除去すると粘度が激減し、ニュ-トン流体になることもわかった。
2 消化管内容物の粘性に対する食物由来の固形物粒子の関与
近隣の屠場でブタ盲腸内容物を採取し、この内容物を孔径約1ミリメートルのメヅシュを通してろ過した。除去された主に食物由来の大型粒子を様々な割合でろ液に戻して、異なった含:量(0%、50%、100%)の大型粒子を含む内容物を再構成し、これらの粘性を上と同様に測定した。
その結果、大型粒子の除去によって内容物の粘性は段階的に減少するが、非ニュートン流体としての性質は変化しないことがわかった。
3 固形物粒子がグルコースの吸収速度に与える影響
ラットに非消化性かつ非発酵性のセルロース(0%、11%、13%)を餌に混ぜて与えた、これらのラットの小腸・盲腸内容物の粘度を測定した。その結果、固形粒子であるセルロースを摂取させると、消化管内容物の粘度が実際に上昇することが明らかになった。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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