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2002 Fiscal Year Annual Research Report

長期保存と再利用を目指した医療データの患者自身による携帯性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 13878068
Research InstitutionFukushima University

Principal Investigator

柴原 哲太郎  福島大学, 経済学部, 教授 (10108706)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高嶋 幸男  国際医療福祉大学, 大学院・医療福祉学研究科, 教授 (70038743)
Keywords医療情報 / 情報開示 / 病歴 / 可搬性 / XML / DICOM / HL7 / MERIT-9
Research Abstract

診療履歴データを患者本人が携帯出来るような経済的なメディアとデータ形式を検討し、そのソフトウェアツールを開発する研究を行っている。
1.診療データの保存:
1)医療データの保存形式は、国際規格(HL7、DICOMなど)や実質的な国内標準になりつつあるMML規格との互換性を考慮してXMLファイルを使用している。
2)長期間の診療履歴データの形式は、MERIT-9プロジェクトで提案されたものを参考にしてXMLのスキーマを定義した。
3)治療に有用であると思われる小児科の心身発達障害患者の診療履歴データに焦点を合わせて保存・携帯・表示するシステムのプロトタイプを開発している。
2.ソフトウェア・ツールの開発:
1)診療データの表示は、通常のWebブラウザーで行い、MRI, CTなどの複雑な画像情報はパブリックドメインにあるNIHのImage-Jを使用している。
2)診療データはXML-Spyエディタを用いて編集したが、入力用のインターフェースを現在開発中である。
3.可搬メディアの実験:
1)可搬メディア上の保存については、現在CD-Rを使いテストしている。
2)メディアの種類は市販のメモリカードやDVDなども含め検討中である。
4.診療データのセキュリティ:
患者本人に診療データを携帯させることから、プライバシーの保護は極めて重要である。容易に第3者に読まれたり改変されないように適切な暗号化や認証方式を検討中であり、データのセキュリティに関して最も信頼性があるPKI(公開鍵基盤)技術を用いて、診療側・患者側の双方からの情報の開示と秘匿について実用性の実験をしている。
5.今後の研究方針:
2003年5月に小児神経学会で、心身発達障害患者のためのプロトタイプについての学会発表を行いフィードバックを得て、実用性を高めたシステムを設計・開発する予定である。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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