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2002 Fiscal Year Annual Research Report

映像修辞に基づく広告映像制作支援情報システムに関する研究

Research Project

Project/Area Number 13878071
Research InstitutionKinki University

Principal Investigator

川村 洋次  近畿大学, 商経学部, 助教授 (00319782)

Keywords映像修辞 / 広告映像 / 製作支援 / 情報システム / 映像技法 / 意味ネットワーク / ビール / 修辞的操作
Research Abstract

平成14年度は、広告映像における映像技法と修辞についての網羅的な調査・分析を実施した。
まず、現在放送されている具体的なテレビコマーシャル150本を対象にして、平成13年度に整理した枠組みに基づき、広告映像の修辞を体系的に分析した。
広告映像では、製品・サービスの機能や消費効果に対して、演出の付加(製品・サービスに芸能人などのキャラクターを付加する)、演出の代置(効果をアニメなどで表現する)、音の付加(効果と合わせて音楽を流す)、音の代置(効果を音で表現する)、編集の付加(効果のショットと製品のデザインなどのショットをつなげる)などの修辞的操作を行ったものが多く、これらの修辞的操作について体系化した。そして、これらの分析に基づき、広告映像に特徴的な映像技法と修辞を実践している製品としてビールをリストアップした。
次に、1987〜2002年における、アサヒビール、キリンビール及びサッポロビールの広告映像データベースを民間の広告調査会社から購入し、広告映像の修辞を体系的に分析した。広告映像の画面やショット毎に広告映像の意味(連想)ネットワークを作成し、平成13年度に整理した枠組み(広告内容、演出技法、音技法、編集技法)に基づき意味(連想)ネットワーク形態の分類・階層化を行い、広告映像の映像技法と修辞の詳細な体系化を考察した。意味(連想)ネットワークの作成には研究補助(アルバイト)を活用した。
ビールの広告映像では、ビールの「にがみ」「うまさ」「爽快さ」などを、「演出の付加(芸能人などのキャラクターにビールを飲ませる)、演出の代置(爽快さを水しぶきなどのCGで表現する)」「音の付加(ビールを飲むときに音楽を流す)、音の代置(ビールを飲むときにゴクゴクと音を出す)」「編集の付加(効果のショットと製品・サービスのデザインなどのショットをつなげる)」などの修辞的操作が顕著であった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 川村洋次: "広告映像の修辞の分析-制作支援情報システムの構築に向けて-その1"商経学叢. 第50巻第1号(未定). (2003)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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