2001 Fiscal Year Annual Research Report
国際的通用力を持つ大学評価システムの形成に関する日.欧.米の国際共同研究
Project/Area Number |
13891004
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Research Institution | National Institution for Academic Degrees and University Evaluation |
Principal Investigator |
舘 昭 大学評価・学位授与機, 構・評価研究部, 教授 (50116282)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉川 裕美子 大学評価・学位授与機, 構・学位審査研究部, 助教授 (80282903)
安原 義仁 広島大学, 教育学部, 教授 (00093823)
木村 孟 大学評価・学位授与機, 構, 機構長 (40016506)
川口 昭彦 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (80013332)
金子 元久 東京大学, 大学総合研究センター, 長(教授) (10185936)
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Keywords | 大学評 / 国際的通用力 / 大学評価機関 / 高等教育品質保証 / 欧州連合 / アクレディテーション(適格認定) / 評価指標 / 大学評価・学位授与機構 |
Research Abstract |
国際的通用力のある大学評価を実現するという課題は、全世界共通であり、その解決のためには、各国の大学評価システム及び手法の比較、システムを超えて有効な評価手法、質の保障の相互認知法、遠隔教育を含む多国間教育プログラムの評価等の研究課題に取り組む必要がある。本プロジェクトでは、全世界的な視野のもとに日本の大学評価の進展を図る意図から、大学評価の先進地域である欧米との共同研究に重点を置き、国際的な共同研究の立ち上げに必要な企画調査の実施を目的とした。 具体的には、大学評価・学位授与機構の研究部門を軸に国内のエキスパートの協力を得て核となる研究組織を構成し、各国の代表的な評価機関及び評価連合組織と協力関係を構築しつつ、当該分野のCOE的な存在であるヨーロッパのオープン大学高等教育研究情報センター(CHERI)(イギリス)、トウェンテ大学高等教育政策研究センター(CHEPS)(オランダ)、アメリカのニューヨーク州立大学ロックフェラー政策研究所(RIG)及びジョージワシントン大学教育政策プログラム(EPP)の4組織との共同研究プロジェクトの立ち上げの企画調査を実施し、また大学の実際の活動分析から内発的な評価法の考案を目指すという新たな視点から研究を進めているアメリカ大学協会(AAU)の評価研究プログラムの調査も加え、その成果として、日本、米国及び欧州における大学評価システムの形成状況を国際的な通用力の視点から調査研究し、現在構築中の日本の評価システムが国際的な通用力を持つために解決すべき課題を明らかにすることを目的とする「日、米、欧における国際的通用力を持つ大学評価システムの形成状況と日本の課題の研究」と企画し、平成14年度の科学研究費補助金に応募した。
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