2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13895024
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
姫野 洋司 大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50081394)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
定兼 廣行 神戸商船大学, 商船学部, 教授 (80081389)
奥野 武俊 大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60081395)
内藤 林 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20093437)
田原 裕介 大阪府立大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10264805)
石田 憲治 神戸商船大学, 商船学部, 教授 (10184532)
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Keywords | アジア海事工学会 / アジアフォーラム / 連携海事関連学協会 |
Research Abstract |
海事分野における最近の国際的課題は次の3点である. (1)海洋環境に対する負荷の低減 (2)海上における人命の安全 (3)グローバルな運輸体系の中での効率的海上輸送 本研究は,これらの国際的課題についてアジア地域で取組むために,国内およびアジア各国の海事関連学協会の連携機関としての「アジア海事工学会(仮称)」の設立を目指すものである.具体的には,本研究の代表者および分担者がアジア各国の海事関連学協会を訪問し,それらの代表者らとじかに協議し,要約すれば次の2つの事項を行うことにより,2002年5月に開催予定のアジアフォーラムの内容を明確化することであった. (1)国内およびアジア各国の学協会関係者との協議 (2)研究代表者・分担者間の打合せ その結果,アジア海事工学会設立時の組織,運営方法,事務局,定期刊行物,幹事会メンバーなどが概ね決定した.本工学会に参加の意向を示しているのは,国内造船3学会,航海学会,舶用機関学会,そして韓国・上海・香港などのアジア各国の船舶関連学会である.2002年5月にはAPMC(Asia Pacific Maritime Forum)を頂点とした3つの国際会議,すなわち材料・構造関係のTEAM,流体力学関係のAPHYDRO,そして造船・海事工学一般の新技術を対象としたNew S-Tech2002が開催される.これらにも参加するアジア各国の学協会代表者はアジア円卓会議に出席し,本研究の所期の目的であるアジア海事工学会の立上げ宣言を行う予定である.このようにアジア海事工学会の骨格の形成,そして具体的にそれを実現化する準備が完了したことによって,本研究の所期の目的は達成できたと考えられる.
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