2001 Fiscal Year Annual Research Report
サブサハラ・アフリカにおける食料・人口問題と資源・環境制約の学際的研究
Project/Area Number |
13898015
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
辻井 博 京都大学, 農学研究科, 教授 (60027589)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小崎 隆 京都大学, 農学研究科, 教授 (00144345)
三野 徹 京都大学, 農学研究科, 教授 (10026453)
堀江 武 京都大学, 農学研究科, 教授 (90181528)
石 弘之 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (00282731)
浅見 淳之 京都大学, 農学研究科, 助教授 (60184157)
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Keywords | サブサハラ・アフリカ / 飢餓人口 / 人口爆発 / 資源枯渇 / 環境破壊問題 / 農家調査票 / 食糧安全保障 / 国際熱帯農業研究所 |
Research Abstract |
サブサハラ・アフリカは地球上で唯一過去30年間人口一人あたりの食料生産とカロリー摂取量が減少してきた地域である。飢餓人口は80年代に倍増した。この激しい食糧不足は人口爆発・資源枯渇・環境破壊問題とともに、サブサハラ・アフリカ諸国の経済・政策・制度・技術・社会・自然要因と密接に絡み合って発生してきている。 これら諸関係を明らかにするため、研究代表者辻井及び研究分担者浅見が、タンザニアとナイジェリアを訪問し、研究分担者などとワーク・ショップを開き、研究目的、方法、農家調査票、期間、研究発表方法、予算などに関して共通の合意を形成し、国際共同研究組織を立ち上げた。辻井の古くからの友人であるWorld Watch Institute, IFPRI, FAO及び京大農学研究科とアジア・アフリカ地域研究研究科などの研究者の協力計画も立ち上げた。 辻井はかつてタンザニア人Mr-David Nyangeの食料安全保障政策に関する博士論文の作成を指導し、彼が現在在職するソコイネ農業大学の研究者とのパーソナルな関係を形成した。ナイジェリアの国際熱帯農業研究所との共同研究体制も確立し,そこの研究員であるチアヌ博士を京都大学に2年間JSPSの奨学制度で,2001年12月から招聘した。 本企画調査の研究課題を追求するための農家調査票を,ナイジェリア向けとタンザニア向けに作成した。これら調査票の実施テストも実施し、必要個所を修正した。 来年度から本格調査に入る準部がほぼ完全に出来上がった。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Hiroshi Tsujii: "The Special Characteristics of the International Rice Market and Implications for Rice Self-Sufficiency Policy in the 21^<st> Century"Civilization and Agriculture : Food and Environment. (近刊). (2002)
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[Publications] 辻井 博: "農業共済の経済理論"農業共済の経済分析. 19-32 (2001)
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[Publications] 辻井 博: "農業経営及び地域農業の発展と農業投資理論の課題"農業経営発展と投資・資金問題. 75-98 (2000)
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[Publications] Hiroshi Tsujii: "Food Shortage in the 21^<st> Century and Its Implication for Agricultural Research"Challenge of Plant and Agricultural Sciences to the Crisis of Biosphere on the Earth in the 21^<st> Century. 5-28 (2000)