2014 Fiscal Year Annual Research Report
ナノ構造制御された金属電極材料のテーラード・デザイン
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13F03505
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Research Institution | National Institute for Materials Science |
Principal Investigator |
山内 悠輔 独立行政法人物質・材料研究機構, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, 独立研究者 (10455272)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LI Cuiling 独立行政法人物質・材料研究機構, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 多孔体 |
Outline of Annual Research Achievements |
パラジウム・白金などに代表される貴金属は,触媒として高い活性を持つことが知られており,センサー材料,電池などの電極や工業触媒(自動車の場合は排気ガスの浄化触媒)として広く用いられている.金属の表面積を大きくすると,露出している金属の表面積が増加するため,センシング能力が飛躍的に活性化することが知られている.そのため,これまでにもナノ粒子,ナノファイバー,ナノチューブ,ナノ(メソ)ポーラス物質などの様々な無機ナノ材料の合成法が盛んに研究されてきた.
本研究の目的は,エネルギー変換システム構築を目的としたメソ多孔体材料の合理的なデザインである.本年度においては,界面活性剤を溶液中で適切にミセル化させ,その後,目的となる金属イオンを添加し,ミセル親水部に吸着させる.その後,電解析出,又は無電解析出を用いることで,金属メソ多孔体を作製した.様々な金属イオンを用いることで,デバイス作動に用いる金属に関して検討を始めた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
論文発表等も順調に行われている.
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Strategy for Future Research Activity |
本研究計画では,これまで単位重量あたりの表面積や細孔容積を制御し,物性の向上を図るべく,合成面を中心に行ってきた.今後,ナノジェネレーターや自己可動式センサーなどの展開を行い,実デバイスへの組み込みを提案する.最終的には,集電体,電子回路などを複合的に組み合わせ一つのデバイスを提案する.
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Research Products
(3 results)