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2014 Fiscal Year Annual Research Report

植物ウィルス感染応答制御に関する転写因子の研究

Research Project

Project/Area Number 13F03743
Research InstitutionNational Institute of Advanced Industrial Science and Technology

Principal Investigator

高木 優  独立行政法人産業技術総合研究所, 生物プロセス研究部門, 招聘研究員 (40357348)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) SAQIB Muhammad  独立行政法人産業技術総合研究所, 生物プロセス研究部門, 外国人特別研究員
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2015-03-31
Keywords転写因子 / ウイルス / 遺伝子発現 / リプレッサー
Outline of Annual Research Achievements

植物に感染するウイルスは、植物の生育を著しく阻害することから農業に深刻な影響を与え、穀物などの生産量に大きな影響を与えることが知られている。これまでに、ウイルスの影響を軽減するために、連作を避けたり、抵抗性を持つ品種を選択したり、また、レプリカーゼやウイルスコートタンパク質遺伝子を植物で発現させる試みがなされている。しかし、これらの技術は費用がかかるものも多く、効果が長続きしないとう欠点がある。本課題では、植物に持続的なウイルス抵抗性を付与させるための試みとして、植物転写因子を操作して、抵抗性を高める開発研究をおこなった。また、本研究は、ウイルス感染が、植物の生育にどの様に影響し、生育阻害を誘導するのかについて分子機構の側面から明らかにするため、その機構に関与する転写因子の同定と機能解明を目指した。平成26年8月までにウイルス感染で発現が変化する転写因子を発現解析から明らかにするため、産総研・生物プロセス研究部門で開発されたキメラリプレッサーによる新規遺伝子サイレンシングシステムであるCRES-T法で作成された、シロイヌナズナ全転写因子を網羅するキメラリプレッサー発現種子ライブラリーを用いて、ウイルスに対して感受性の異なるライン(耐性および過敏性株)の単離を行い、複数のラインでウイルス抵抗に変化が見られるラインの選択に成功した。現在再現性実験を進めるとともに、それに含まれるキメラリプレッサーの同定を行った。
また、平行して用いウイルスが植物体内で増殖するために必須なタンパク質と相互作用するシロイヌナズナタンパク質を探索するため、酵母ツーハイブリッド法を用いて解析を行った。その結果、ウイルスの増殖に関与していると考えられるシロイヌナズナ転写因子を同定した。この研究の結果について再現性を確認するとともに、論文作成準備および特許申請準備を進めている。

Research Progress Status

26年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

26年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2016-06-01  

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