2014 Fiscal Year Annual Research Report
次世代自然エネルギーのための高比表面積フォトニック結晶構造創製と酸化チタン形成
Project/Area Number |
13F03803
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Research Institution | National Institute for Materials Science |
Principal Investigator |
細田 奈麻絵 独立行政法人物質・材料研究機構, ハイブリッド材料ユニット, グループリーダー (50280954)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HORVATH Eniko 独立行政法人物質・材料研究機構, ハイブリッド材料ユニット, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | バイオミメティクス / 蝶々の翅 / フォトニック結晶 / エネルギー・コンバーター装置 / 水分解用光電極 / チタン酸化物 / ハニカム構造 / ピラー構造 |
Outline of Annual Research Achievements |
水素は、無公害車両の動力、家の暖房、航空機などを含む多くの潜在的アプリケーションがあり、また、持続可能なエネルギー・システムの基盤においては、光起電力電気のエネルギー・キャリヤーとして期待されている。水素発生方法の一つとして、酸化チタン(TiO2)のナノ粒子からなる光触媒による水分解技術があり、この手法は環境にやさしい水素の生産を低コストでできる可能性を秘めている。 本研究では、水素の生産効率の向上を目的に水分解用光電極を持ったエネルギー・コンバーター装置の開発を行っている。ここでは、広領域の光電極を実現することを目的に、蝶々の翅の微細構造をモデルに人工的なフォトニック結晶構造を金で製作し、その構造上にチタン酸化物を被覆することで広領域化の実現を試みている。本研究で提案している中空構造を製作したところ、中空構造を支えるピラー構造のサイズが大きい程、ピラーが倒れてしまい強度に問題があることが分かった。そこでハニカム構造のデザインを変更し再製作を実施中であるが、中空がところどころ塞がった状態が生じたため、製作の最適化を行い、広領域の光電極用の3次元構造の作成に成功した。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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