2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13GS0021
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
菊池 和朗 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (50134458)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
多久島 裕一 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教授 (10272585)
杉本 直樹 旭硝子(株), 中央研究所, 主幹研究員
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Keywords | 光ファイバ通信 / 光ファイバブラッググレーティング / 非線形光学効果 |
Research Abstract |
[1]高機能光ファイバブラッググレーティング(FBG)デバイス FBGを用いて任意のフィルタ特性を実現する技術を確立した。位相マスクを介して紫外線をファイバに照射することによりグレーティングを書き込むが,このとき位相マスクをファイバに対して微動させることにより,任意のパターンをもつFBGを実現した。この技術を用いて,40Gbps信号用分散フリーFBGの試作に成功した。 [2]高非線形ビスマス系ガラスファイバデバイス ビスマス系ガラスファイバの作製技術を確立し,ファイバの構造・組成の設計に基づいて高非線形ファイバを試作して,非線形係数1360/W/kmの世界最高性能を達成した。これを用いて光カーシャッタによる超高速光スイッチングを実現し,80Gbps信号の波長変換および時間多重分離に成功した。ファイバ長はわずか1mであり,デバイスの安定性が大幅に向上した。 [3]非線形光ファイバデバイス シリカファイバを用いた全光学的信号処理デバイスを開発した。第一に,相互位相変調を用いた全光学的再生中継器の設計・試作を行ない,40Gbpsでの信号再生機能を実証した,第二に,光ファイバに捻りを加えた円偏波保持ファイバを試作し,これを用いて偏波無依存相互位相変調光スイッチの実現に成功した。
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Research Products
(6 results)