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2013 Fiscal Year Annual Research Report

タウリン摂取がレジスタンス運動後の動脈スティフネスに与える効果とその機序の解明

Research Project

Project/Area Number 13J00711
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

羅 成圭  筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 特別研究員(DC2)

Keywordsタウリン / 動脈スティフネス / 伸張性運動
Research Abstract

アメリカンスポーツ医学会やアメリカ心臓学会によって改定された運動ガイドラインでは, 有酸素性運動だけでなく, レジスタンス運動もおこなうことが推奨されるようになった(Williams et al., 2007). しかし, レジスタンス運動は一過性に動脈スティフネスを増加させる可能性が報告されている(Barnes et al., 2010). レジスタンス運動による動脈スティフネスの増加には, 血圧の上昇や酸化ストレスの増加が関与している可能性が考えられる. そこで本研究では, 降圧作用や抗酸化作用を有するタウリンの摂取が, レジスタンス運動後の動脈スティフネスに及ぼす影響を検討し, タウリン摂取の効果の機序を明らかにすることを目的とした. 本年度はまず, 動脈スティフネスを増加させるレジスタンス運動様式を確立し実験系を立ち上げることを目指し, その実験系を用いてタウリン摂取がレジスタンス運動後の動脈スティフネスに及ぼす影響を検討した. 本年度の研究では, レジスタンス運動の中でも伸張性運動により, 一過性に動脈スティフネスが増加することが明らかになった. さらに, タウリン摂取は伸張性運動後の(頸動脈コンプライアンスや脈波伝播速度で測定した)動脈スティフネスの増加を抑制することも検証された.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本年度の研究により, 一過性の伸張性運動後に動脈スティフネスが増加すること, タウリンの摂取によって伸張性運動による動脈スティフネスの増加が抑制されることが明らかになった. 伸張性運動による血圧の変動は確認できなかったことから, 血圧以外の影響により動脈スティフネスが増加したことが考えられるが, 本年度の研究ではメカニズムは検討できなかった.

Strategy for Future Research Activity

タワリン摂取がレジスタンス運動後の動脈スティフネスの増加を抑制する機序を解明するために, 血中酸化ストレスの評価をおこなう. さらに, タウリン摂取が被験者の抗酸化能に及ぼす影響についても研究を進めていく予定である。

URL: 

Published: 2015-06-25  

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