2016 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13J10238
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
綱川 歩美 東京大学, 史料編纂所, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 闇斎学 / 藩校 / 垂加神道 / 近世化 / 儒学 / 書物 |
Outline of Annual Research Achievements |
18世紀中後期以降の「闇斎学」の位置づけをとりわけ武士階級において考察・研究した。研究の課題であった、a)藩校の基礎構造、c)藩校教育のありように沿って、高鍋藩の藩校運営の様子(カリキュラム・試験制度・遊学制度・財政運用など)を考察、論文を執筆し投稿予定である。 またb)「闇斎学」の担い手たちの思想形成については、日本における儒学のあり方を東アジアの近世化の動向と絡めて考える必要性を感じた。そのため博士論文以来の研究テーマである跡部良顕の思想形成(18世紀前半)と合わせて考察し、18世紀以降の武士階級全般における「闇斎学」享受のあり方を総合的にとらえることにした。そのために、必要な調査を追加で行い史料を集めた。調査先は次の通り。①京都府立総合資料館②大阪府立中之島図書館③東北大学附属図書館④名古屋市蓬左文庫⑤神宮文庫徴古館⑥下御霊神社・京都歴史資料館⑦宮城県立図書館。 なお、史料類は対応する目録を作成しデータベースの原資とした。データは.jpgで統一し、採訪機関ごとに上位のフォルダと、史料1点ごとのフォルダを作成した(Dドライブ-採訪機関-史料名)。それらの史料情報は、データベースソフト(Access)に順次登録した。史料の総数は約800点になる。 史料は目録上で管理し、書誌情報をもとに各項目(ID・所蔵機関・文書群・文書番号・書名・形態・冊数・成立年・筆写年・作者・撮影年月日・保存場所・筆写者・書肆・備考・分類)を入力して基本デーブルとしている。それをもとに史料検索用のフォーム(史料情報検索フォーム)を作成し、主要項目(書名・作者・成立年・筆写者・分類)部分を、検索タームとして設定し抽出できるようにした。これにより、該当するデータが一覧で表示され史料同士の比較までの作業を容易にする事が出来た。データをもとに論文や各種報告等で、研究成果の報告に活用していくつもりである。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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