2013 Fiscal Year Annual Research Report
横紋筋のサルコメアとT管を繋ぐ構造的ネットワークの解明
Project/Area Number |
13J10667
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
花島 章 順天堂大学, 医学部, 特別研究員(PD)
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Keywords | コネクチン / サルコメア / 横紋筋 |
Research Abstract |
横紋筋の膜系とサルコメア収縮系の間の繋がりについて、あまり明らかにされていない。本研究では、膜タンパク質(膜系)に結合が見られ、筋弾性蛋白質コネクチン(収縮系)に関連する、150kDaタンパク質(150K)及びその上流遺伝子から転写される75kDaタンパク質(75K)の解析を通して、膜系とサルコメア収縮系間のネットワークの解明を行うものである。本年度は、150Kと75Kの横紋筋内外での発現をRT-PCRで解析した。さらに、150Kと75Kに対する抗体を用いて、各組織における発現と横紋筋内における局在について調べた。また、骨格筋と心筋のcDNAライブラリーから酵母2-ハイブリット法により、75Kタンパク質に結合するタンパク質の探索を行い、いくつかの候補を得た。さらに、150Kと75K全長の融合タンパク質を哺乳類細胞で発現させ精製を行った。そして、精製したタンパク質を用いて150Kと75Kの化学架橋実験を行い、オリゴマー形成能を調べた。また、骨格筋細胞初代培養実験系の導入を行い、分化した骨格筋細胞中に150Kと75KのGFP融合タンパク質を発現させることで、サルコメア内における局在の観察を行った。これらの結果、ほとんど機能が明らかにされていない150Kと75Kの性質や横紋筋内での役割についての理解が進んだ。今後は筋細胞内での150Kと75Kの発現抑制実験を通して、150Kと75Kの機能を明らかにしていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究を行うに当たって必要な技術の導入に時間がかかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究に当たって必要な技術や試料の準備がおおよそ整ったので、今後はそれらを使って解析を進めていく。
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Research Products
(17 results)
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[Journal Article] Role of autophagy, SQSTM1, SH3GLB1, and TRIM63 in the turnover of nicotinic acetylcholine receptors.2014
Author(s)
Khan M, Strack S, Wild F, Hanashima A, Gasch A, Brohm K, Reischl M, Carnio S, Labeit D, Sandri M, Labeit S, Rudolf R.
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Journal Title
Autophagy
Volume: 10
Pages: 123-136
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Molecular basis for the fold organization and sarcomeric targeting of the muscle atrogin MuRF1.2014
Author(s)
Franke B, Gasch A, Rodriguez D, Chami M, Khan MM, Rudolf R, Bibby J, Hanashima A, Bogomolovas J, von Castelmur E, Rigden DJ, Uson I, Labeit S, Mayans O.
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Journal Title
Open Biol
Volume: 4
Pages: 130172 (12pages)
DOI
Peer Reviewed
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