2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14019079
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
高田 眞吾 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (60273843)
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Keywords | コンポーネント / 再利用 / 統合 / CASEツール |
Research Abstract |
近年,ソフトウェアコンポーネントを組み合わせることによるソフトウェア開発は,ソフトウェアの生産性と品質の向上を期待され,多く行われるようになってきている.しかし,EJBやCOMなど様々なコンポーネントモデルが存在するため,コンポーネントの統合は必ずしも容易ではない.平成13年度は,アプリケーションが異種コンポーネントを呼び出せるためのアダプタを自動生成するシステムを構築した.しかし種々の課題が残った. 平成14年度に行った研究は,大きく二つに分類できる.まず,アダプタ拡張コンポーネント(Adapter Enhancement Component ; AEC)を提案した.これまでに構築したアダプタ生成システムは,「コンポーネントをつなげる」という最低限の機能しか持たなかったため,いろいろな制約があった.そこで,付加的な機能をもつコンポーネントであるAECを用意し,アダプタを生成する際,必要なAECを選び,取り込めるようにアダプタ生成システムを拡張した.AECは,大きくEavesdropper, Performance Enhancer, Body Transformer, Header Transformerの四種類に分類し,ログ取得,フォルトトレランス,型変換,署名などのAECのプロトタイプを構築した.さらに,平成13年度までのアダプタ生成システムでは,コマンドラインからしか利用できなかったり,アダプタの管理の機構が全くなかったりした.そこで,この課題を検討するために,Model-Driven Distributed Systemに基づいたアプリケーション開発支援ツールを試作した.
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Research Products
(1 results)