2002 Fiscal Year Annual Research Report
算数・数学教育における創造性・独創性の育成に関する日米露韓の国際比較研究
Project/Area Number |
14022259
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
瀬沼 花子 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 統括研究官 (30165732)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大谷 実 金沢大学, 教育学部, 助教授 (50241758)
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Keywords | 数学教育 / 創造性 / 英才教育 / 国際比較 / 理数科高校 / 数学カリキュラム / 数学の指導法 |
Research Abstract |
1.ロシア、韓国、アメリカの文献調査及び現地調査から得られた資料を分析し、研究代表者・研究分担者・研究協力者でまとめた。 2.ロシアでは、算数・数学教育における創造性・独創性の育成は、主として4つの側面、「普通教育学校における教育課程の多様化」、「課外数学クラブ活動」、「特別学校(学級)」、「特別寄宿制学校」からなると考えられる。モスクワの次の4か所の現地調査を行い、特別学級などの数学授業を中心に参観し、資料を収集した。モスクワ国立大学特別学術-研究センター、ロシア教育アカデミー附属第91番学校、モスクワ市第7番普通教育学校内の数学特別学級、ダヴィドフ・エリコニン教育法に基づく私立学校。(平成14年12月) 3.韓国では、算数・数学教育における英才教育は、「学校(科学高校等)」、「センター(小中学生に対する土曜や夏休みの特別指導など、大学教官が行う)」、「学級(小学校に英才教育特別クラスの設置等)」の3機関でそれぞれ行われていると考えられる。釜山を中心として、次の5か所の機関の現地調査を行い資料を収集した。釜山大学校英才教育センター、慶南大学校英才教育センター、慶尚大学校、慶南科学高等学校、釜山科学高等学校。(平成14年11月) 4.アメリカでは、教育に関する決定権は州によるが、算数・数学の創造性・独創性の育成は、主として3つの側面、「算数・数学のマグネットスクール及び理数科高校」、「特殊プログラム(多くは大学と連携)」、「数学コンテスト」からなると考えられる。イリノイ州及びノースキャロライナ州にある、次の2か所の理数科高校の現地調査を行い、数学の授業参観や生徒へのインタビューなどを行い、資料を収集した。イリノイ数理アカデミー、ノースキャロライナ理数科高等学校。(平成15年2月) 5.日本のスーパーサイエンスハイスクールについて、評価担当者にインタビューを行った。 6.以上の成果を、研究成果報告書「算数・数学教育における創造性・独創性の育成に関する日米露韓の国際比較研究」(2003年、220ページ)としてまとめた。
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Research Products
(2 results)