2004 Fiscal Year Annual Research Report
機器製造にみる在来技術と導入技術の融合過程の調査研究
Project/Area Number |
14023220
|
Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
奥山 修平 中央大学, 法学部, 教授 (80257815)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 彬州 中央大学, 法学部, 教授 (80055235)
加賀美 鉄雄 中央大学, 法学部, 教授 (30119531)
本間 修平 中央大学, 法学部, 教授 (90111244)
兵藤 友博 立命館大学, 経営学部, 教授 (20278477)
河邑 肇 中央大学, 商学部, 助教授 (60307171)
|
Keywords | 技術史 / 科学史 / 科学技術史 / 日本史 / 東アジア史 / 江戸時代 / 技術導入 / 技術移転 |
Research Abstract |
(1)研究グループ全体での調査活動は、海外については、中国北京へ出張。その内容は、印刷技術関係資料、窯業(陶磁器関係)資料、天文観測装置、などを中心に調査をおこなった。また国内は、島根県における鉱業関係調査を実施した。具体的には、たたら製鉄関係、岩見銀山などの技術調査をおこなった。特に東アジアにおける技術導入・技術移転という視点から、調査を進めた。 (2)研究会については、年間に5回開催した。内容は、主に調査行の前に、関係する研究者から、概要と課題を報告するものであった。報告者は分担者だけでなく、広く専門研究者を呼び、討論をおこなった。また、2004年9月の北京調査においては、精華大学の科学史・技術史研究者と共に、共同開催でシンポジウム実施した。このシンポジウムには、北京大学や国立図書館等の研究者も広く参加し、また精華大学の科学史・技術史を専攻する学生・院生層も参加し、盛大に行われた。 (3)個別分担者の調査研究は、昨年と同様に、それぞれの専門に従い進められた。具体的は、広島県立博物館における和船関係資料、神戸市立博物館における対外関係資料、足利工業高校所有の繊維関係資料、釜石製鉄関係資料、別子銅山関係資料、等の調査を実施した。また、データベースに関しても、公開方法と関係し調査研究を行った。 (4)これらの研究調査から、窯業、銀精錬、造船技術、等の基本技術に関する、技術移転パターンの類型化を進めた。これら類型化を具体的に実証する作業が次年度に残されている。
|
Research Products
(2 results)