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2002 Fiscal Year Annual Research Report

翻訳リコーディング制御

Research Project

Project/Area Number 14035246
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

松藤 千弥  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (50192753)

Keywords翻訳リコーディング / アンチザイム / 翻訳フレームシフト / シュードノット / 分子進化 / 分裂酵母 / 高度好熱菌 / スクリーニング
Research Abstract

1.アンチザイムフレームシフトの分子機構解析
(1)mRNAの信号配列 フレームシフト部位下流の促進性RNA構造の分子進化を明らかにするため、魚類と無脊椎動物の境界に焦点をあてて配列解析を実施している。軟骨魚類(電気エイ)と原索動物(カタユウレイボヤ)の比較により、前者のみにシュードノット構造が存在することが明らかになった。
(2)翻訳装置の遺伝学的解析 β-ガラクトシダーゼを指示遺伝子とするフレームシフト検出プラスミドを導入した分裂酵母を変異原処理し,呈色反応を指標として変異体の選別を行い、フレームシフト効率が亢進または減弱している多数の変異体を得て解析を進めている。また、タンパク質性の因子に焦点を当てた多コピー性サプレッサーや優性変異体選別を目的として、Aureobasidin Aを指示遺伝子とする検出系を染色体上に組み込んだ細胞株を作製した。現在対象となる遺伝子の発現コンストラクト導入を実施している。
(3)高親和性ポリアミンアナログの検索 東京薬科大学・大島泰郎博士らとの共同研究により、高度好熱菌由来の三級アミンまたは四級アンモニウム構造を持つ分岐型ポリアミンのフレームシフト効果を検討したところ、前者は促進、後者は阻害効果を示した。また、スペルミンのモノアセチル体が他のポリアミンよりも高親和性の促進物質であることを見出した。この他、微生物化学研究所から提供を受けた微生物培養液のスクリーニングを継続中であり、促進効果を有する複数の検体から有効成分の単離同定を試みている。
2.新たな翻訳リコーディング配列の検索
昨年度までに構築した大腸菌内のランダム配列プールからの+1フレームシフト信号スクリーニング系について、高効率のフレームシフトの翻訳産物を質量分析装置で解析した。また分裂酵母における同様の系を構築中である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Hascilowicz, T: "Regulation of ornithine decarboxylase by antizymes and antizyme inhibitor in zebrafish (Danio rerio)"Biochimica et Biophysica.Acta. 1578(1-3). 21-28 (2002)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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