2002 Fiscal Year Annual Research Report
タンパク質の一生:細胞における成熟、移動、品質管理
Project/Area Number |
14037217
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
吉田 賢右 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (90049073)
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Keywords | 分子シャペロン / シャペロニン / GroEL / プリオン |
Research Abstract |
1.シャペロニンGroELの機能解析に関しては以下の内容を行った。 ・1分子研究を発展させ、シャペロニンGroELのATP加水分解および変性タンパク質がシャペロニンの空洞内に入る速さなどを速度論的に調べた。その結果、シャペロニンGroELの反応サイクルにおける新たなる中間体について議論することができるようになった。 ・これまでシャペロニンが機能する際のヌクレオチドとしてATPとADPがあり、その区別がはっきりとしなかったが、ADP中に混在しているATPをヘキソキナーゼで処理することで、ATPとADPの役割のちがいを明確に示すことができた。 ・好熱菌Thermus thermophilusから精製されるシャペロニン複合体のX線結晶構造解析とシャペロニンの空洞内に含まれる基質タンパク質の同定を行った。 2.好熱菌Thermus thermophilusのFtsHのドメイン構造をX線結晶解析で決定した。 3.酵母のプリオンSup35と分子シャペロンHsp104との相互作用を試験管内で調べた。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Makyio H, et al.: "Stabilization of FtsH-unfolded protein complex by binding of ATP and blocking of protease"Biochem.Biophys.Res.Commun.. 296. 8-12 (2002)
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[Publications] Niwa H, et al.: "Hexameric ring structure of the ATPase domain of the membrane-integrated metalloprotease FtsH from Thermus thermophilus HB8"Structure. 10. 1415-1423 (2002)
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[Publications] Yoshida T. et al.: "Archaeal group II chaperonin mediates protein folding in the cis-cavity without a detachable GroES-like co-chaperonin"J.Mol.Biol.. 315. 73-85 (2002)