2005 Fiscal Year Annual Research Report
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14080101
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
井田 喜明 兵庫県立大学, 大学院生命理学研究科, 教授 (30013535)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 良和 京都大学, 大学院理学研究科, 教授 (00025420)
西村 太志 東北大学, 大学院理学研究科, 助教授 (40222187)
小屋口 剛博 東京大学, 地震研究所, 教授 (80178384)
谷口 宏充 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (70125251)
岡田 弘 北海道大学, 大学院理学研究科, 教授 (40000872)
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Keywords | 火山 / 固体地球物理学 / 自然現象観測・予測 / 地殻・マントル / 防災 / 自然災害 / シミュレーション工学 / 流体 |
Research Abstract |
特定領域研究「火山爆発のダイナッミクス」では、研究組織の有機的な結合のもとに研究を進め、研究成果を検討するために、今年度も年度末のシンポジウムを3月1〜3日に開き、その内容を報告書として印刷した。今年度のシンポジウムでは、全部で58件の研究発表がなされた。領域全体の研究の推進方法を検討するために、3回の総括斑会議を開き、領域内に情報を周知するために、4号のニュースレターを発行した。研究交流のためには、5月に地球科学合同学会で、噴火シミュレータと防災をテーマに領域からセッションが提案され、領域内外の研究者と研究成果や意見の交換がなされた。また、領域内の異なる分野間の交流と若手研究者の育成を目的に、マグマからの脱ガスをテーマに9月12〜14日に榛名山で夏の学校を開いた。一方、火山爆発に関する理解を社会に普及し、MOVE(火山探査移動観測ステーション)など領域が開発した観測計器の紹介する目的で、11月27〜30日に北海道で一般市民向けの講演会と成果展示会を開いた。この催しについては現地の新聞などでも取り上げられた。領域のホームページは、一般の人々からのアクセスも多いので、社会への情報発信も意識して、今年度も充実を図った。今年度は5年の研究期間の4年目にあたるので、5年間の成果を集約し発表する方法についても検討された。領域を象徴するテーマである噴火シミュレータとMOVEに関しては、研究の進め方やまとめ方を議論する場が何度かもたれて方向性が出された。研究成果をまとめる方法としては、米国物理学連合の秋季大会に領域からセッションを提案し、そのプロシーディングを英文の火山専門誌に出版すること、一般向けの日本語の書籍を出版して、成果を社会に還元することが決まった。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Aeromagnetic constraints on the subsurface structure of the Unzen Graben, Kyushu, Japan2006
Author(s)
Okubo, A., Nakatsuka, T., Tanaka, Y., Kagiyama T., Utsugi, M.
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Journal Title
Earth Planets Space 58
Pages: 23-31
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[Journal Article] Temporal changes in seismic velocity of the crust around Iwate volcano, Japan, as inferred from analyses of repeated active seismic experiment data from 1999 to 20032005
Author(s)
Nishimura, T., Tanaka, S., Yamawaki, T., Yamamoto, H., Sano, T., Sato, M., Nakahara, H., Uchida, N., Hori, S., Sato, H.
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Journal Title
Earth Planets Space 57
Pages: 491-505
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