2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14082101
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
古川 鋼一 名古屋大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80211530)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木全 弘治 愛知医科大学, 分子医科学研究所, 教授 (10022641)
木下 タロウ 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (10153165)
村松 喬 愛知学院大学, 心身科学部, 教授 (00030891)
神奈木 玲児 愛知県がんセンター研究所, 分子病態学部, 部長 (80161389)
川嵜 敏祐 立命館大学, 糖鎖工学研究センター, 教授 (50025706)
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Keywords | グライコミクス / 糖鎖 / 糖タンパク質 / 糖脂質 / プロテオグリカン / 分子複合体 / ミクロドメイン / 糖転移酵素 |
Research Abstract |
18年度は本特定領域研究の最終年度で、個々の研究内容をまとめるとともに、次代の糖鎖研究を展望していくべき時期であった。実施した班活動として 1.平成18年8月8-9日にアクトシテイ浜松にて、第4回夏期シンポジウムを開催し、米国(2名)、スイス(1名)から招待講演者を招くとともに、班員の中から抜粋された研究者の発表を行った。約160名の参加者があり、活発な討論が交された。 2.平成19年2月9日に、東京ガーデンパレスにて第5回公開シンポジウムを開催した。特別講演として、京都大学再生研の山中伸弥教授に幹細胞に関する最新知見を紹介いただいた後、班員全員が研究総括と今後の発展方向につき報告した。160名の参加者があり、熱気あふれる討論が展開された。 3.平成18年6月に筑波で行われた、第5回国際糖転移酵素シンポジウム(Glyco-T 2006)を協賛し、班員の多くが主要な役割を果たした。また、平成18年10月23-24日に品川コンファレンスセンターで開催された第4回糖鎖科学コンソーシアムシンポジウムでは、理研との共同主催者となり大きな貢献をした。特に、他分野との連携を目指したプログラムで、糖鎖研究の広がりをアピールした。 4.2回の総括班会議を行い、班研究のあり方、今後の発展方向、生物学領域における糖鎖研究の認識度の推移、社会的な理解を深めるための方策等につき、種々の意見交換がなされた。 5.ニューズレター8、9号を発行し、糖鎖研究の進展を代表するトピックスなど、多くの記事を掲載して研究者間の情報交流に資した。最終号では、糖鎖研究の濫觴として、山川民夫先生や箱守仙一郎先生の原稿を掲載し、若い研究者に貴重な資料を提供することができた。 6.ホームページを活用して、夏期シンポジウム、公開シンポジウム、ニューズレターの内容を掲載し広く班研究の現況を発信した。
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Research Products
(6 results)