2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14083101
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
内堀 基光 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (30126726)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 晋司 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60117728)
ダニエルス クリスチャン 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (30234553)
小川 了 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (60124228)
春日 直樹 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (60142668)
松井 健 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (50109063)
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Keywords | 資源 / 文化人類学 / 生態人類学 / 分配 / 共有 / アジア / アフリカ / オセアニア |
Research Abstract |
研究第3年度にあたる平成16年度は、総括班の調整会議を2回(10、1月)、全体集会を1回(1月)開催した。このほか代表者内堀が個別計画研究班の代表者と応談、計画研究班主催の研究集会への出席を通じて、全体の連携統合を行なった。年度の最終四半期には、連携統合をさらに進めるため、総括班内により機動的なコアグループを組織した。 海外研究者との接触を密にし、領域研究への協力をうるために、ベラウ、ヴェトナム(桜井)、モンゴル(内堀)、イタリア(山田)へ、総括班研究分担者および協力者数名を、それぞれ1〜3週間派遣した。本研究により「身体部品の流通」に関わる会議を3回開いた。うち1度(8月)は海外(北欧、ドイツ)からの研究者を招聰し、国際ワークショップのかたちで、先進国における身体部品の商品資源としての現状について討議した。また「人間と資源」の表題のもとに、若手の人類学研究者40名程度の参加による研究集会を1回開催した(3月)。また広く社会に向けて本領域の研究内容と現時点での成果を公開するため、3月末に東京において計画研究分担者5名を中心とする公開シンポジウム(「ものはどのように資源となるか)を開催した。 昨年度の『小論集』をもとに発展させた『中間成果論集』(379pp.)を8月に公刊した。さらに年度内に、3つの計画研究(印東代表「生態資源」、菅原代表「身体資源」、松井代表「自然の認知」)主催のワークショップの成果を本総括班から刊行した。このほか広報誌(ニュースレター)として「資源人類学data & report」を3集公刊・配布した。このなかには資源関係基本文献データベースの一部を整備して一般にも読みやすくしたもの、昨年度の若手研究者による研究集会の成果の一部が含まれる。同様の趣旨でウェッブページの充実を図った
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Research Products
(30 results)