2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14083101
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
内堀 基光 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (30126726)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 晋司 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60117728)
クリスチャン ダニエルス 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (30234553)
小川 了 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (60124228)
春日 直樹 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 教授 (60142668)
松井 健 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (50109063)
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Keywords | 資源 / 文化人類学 / 生態人類学 / 分配 / 共有 / アジア / アフリカ / オセアニア |
Research Abstract |
領域研究『資源人類学』(略称)の総括班として、計画研究班間の調整を執行した。全体集会を1月に開催したほか、3冊のワークショップ報告書を刊行し、またニュースレターを発行した。それとともに、「理論」研究会(ワークショップ)を、総括班内にもうけた中核グループの企画力と、評価・理論担当者の積極的な関与のもとに推進した。17年度中は下記の8回の研究会を行ない、これをとおして各研究計画代表者がそれぞれの分野での資源概念の再検討の結果をまとめ、理論的な精緻化をはかった。また11月に身体資源班と共催でCirculation of Human Body Partsと題する国際ワークショップ、3月上旬に第3回『人間と資源』(「若手研究協力者30名余によるワークショップ」)を開催し、領域研究構想の拡大を図った。 ■17年度の総括班主催「理論」研究会は以下のとおり(領域外の話者には所属を記す)。 1.北村光二(岡山大)「アフォーダンス理論における資源の概念」、内堀基光「資源をめぐる問題群の構成」6月25日(土)/2.杉島敬志「資源の過去負荷性」、大木晶(明治学院大)「19世紀ジャワ農民の生活資源」7月30日(土)/3.桜井由躬雄「ヴェトナム村落史における土地資源」、今村仁司「資源概念をめぐる省察」8月27日(土)/4.秋道智彌「資源としての空間」9月24日(土)/5.山田勇「熱帯生態資源の動向とエコツーリズム」、水野祥子(大阪大)「植民地支配と環境保護主義」10月29日(土)/6.黒崎卓(一橋大)「経済学における貧困分析と資産・資源の扱い:パキスタンの事例より」、春日直樹「贈与と反復:Viti Kanbani運動をつうじた考察」11月19日(土)/7.小川了「生活質の資源としての小生産物」、谷口晋吉(一橋大)「ベンガル農民と洋式藍栽培-植民地支配と社会的資源」12月22日(木)/8.菅原和孝「身体資源の諸相をコミュニケーション論の観点から考える」、田中雅一「誘惑する資源--脱・道具的世界観の試み」
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Research Products
(28 results)