2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14083201
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山下 晋司 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60117728)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩本 通弥 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (60192506)
森山 工 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (70264926)
渡邊 日日 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 専任講師 (60345064)
名和 克郎 東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (30323637)
窪田 幸子 広島大学, 総合科学部, 助教授 (80268507)
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Keywords | 文化人類学 / 文化生成 / 資源化 / 社会的利用 / 動態 |
Research Abstract |
今年度は研究の4年目で、研究分担者として清水展(九州大)が新たに加わり、文化の資源化という視点から、これまでの研究を整理し、何を明らかにしえたのか、何がまだ未解明のまま残されているのかを点検することが目的であった。この目的に対して、個々の分担者は研究分担にそった個別研究の展開、海外での現地調査、研究打ち合わせ、情報資料収集を行うとともに、班として、あるいは他班と連携して、以下の計6回の研究会をもった。以下に日時、会場、発表者を記す。(1)5月20日、北海道大学、班員全員、(2)6月11〜12日、立命館アジア太平洋大学、三浦徹、太田至、(3)7月31日〜8月3日、熊野・山村開発センター、田中雅一、岩本通弥、(4)10月15日、東大駒場、Brian Moeran, Anna Tsing, Hiroaki Kuzuno、(5)12月17〜18日、広島大学東千田キャンパス、三吉美加、藤田隆則、(6)2月4日、九州大学六本松キャンパス、班員全員。上のうち、(2)は春日班と、(5)は菅原班と合同で行った。(4)は国際ワークショップとして、一部秋道班と連携して行った。また、班代表の山下は7月に、ジャカルタ郊外デポックのインドネシア大学で行われた国際シンポジウムにおいて分科会"Innovation and Manipulation of Cultural Resources in Indonesia in the Age of Globalization"を組織し、他班からの参加者とともに研究成果の一部を発表した。以上の研究活動を通して、文化の資源化の民族誌的事例研究は十分に達成されたが、これらの研究から何を最終成果として結論づけるかについてはまだ議論の途上にあり、来年度に持ち越されることになった
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Research Products
(7 results)