2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14083204
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
小川 了 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (60124228)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
児玉谷 史朗 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 教授 (00234790)
深澤 秀夫 東京外国語大学, 助教授 (10183922)
内堀 基光 東京外国語大学, 教授 (30126726)
湖中 真哉 静岡県立大学, 国際関係学部, 助教授 (30275101)
富沢 寿男 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (70180164)
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Keywords | アジア・アフリカ / 小生産物 / インフォーマルセクター / グローバリゼーション / 象徴財 |
Research Abstract |
「小生産物の流通と消費」班においては、本年度において計6回の研究会を開催し、それらの研究会において、班員としては児玉谷史朗、湖中真哉、小川了がそれぞれ研究報告をおこなった他、研究協力者6名が報告をおこなった。班員各々の現地調査、研究報告等を通して、「小生産物」班として今後の理論的展開に展望が見え始めてきたところである。以下に班員各々の調査活動等を記す。 小川了 本計画研究班の代表としての統括をすると同時に、2003年10月18日、19日の両日にわたってタイ、カセサート大学にて開催された国際ワークショップ「多重有用植物の文化と経済」(「自然資源の認知と加工」班主宰)において報国をおこなった。また、2004年3月、バリにて開催された「バティック工芸」に関する小ワークショップに討論参加した。また、小生産物に関して国内調査をもおこなった。内堀基光 本特定領域研究全体を統括するが、当班の班員として2003年8月から9月にかけての41日間、マレーシア・ブルネイにおいて森林生産物の商品化に関する調査を実施した。小田淳一 2003年9月10月にかけてレユニオン島にて小商品の流通に関する調査を実施したほか、国内調査をもおこなった。本田洋 2003年8月、韓国において29日間の調査、また2004年3月に再度韓国での調査を実施すると同時に、2004年度、韓国において開催を予定している当班主宰の国際ワークショップについて準備等をおこなった。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Ogawa Ryo: "The Bigness of Its Body Is for Goodness. Baobab in West Africa"A report made at the International Workshop"Multiply Useful Plants Their Cultural Meaning and Economic Importance"held at the Katsesat University in Bangkok, Thailand. October 18^<th> and 19^<th>,2003. (2003)
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[Publications] 内堀基光: "減退する森と人:ザフィマニリ社会について"Sera Seraマダガスカル研究懇談会ニュースレター. 9号. 1-4 (2003)
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[Publications] UCHIBORI Motomitsu: "Tracing Ourselves Back to"Ethnologie""Japanese Review of Cultural Anthropology. Vol.4(in press). (2004)
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[Publications] 湖中真哉: "牧畜民による市場の利用方法-ケニア中北部サンブルの家畜市の事例"遊動民-アフリカの原野に生きる(田中二郎、佐藤俊、菅原和孝、太田至 編). 650-686 (2004)
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[Publications] 富沢寿男: "王権儀礼と国家"東京大学出版会. 322 (2003)