2005 Fiscal Year Annual Research Report
西洋の歴史に見る「グローバル・スタンダード」と「ローカル・アイデンティティ」
Project/Area Number |
14201041
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
芝井 敬司 関西大学, 文学部, 教授 (00144311)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯田 収治 関西学院大学, 文学部, 教授 (70047116)
大戸 千之 立命館大学, 文学部, 教授 (30066708)
田中 きく代 関西学院大学, 文学部, 教授 (80207084)
山田 史郎 同志社大学, 文学部, 教授 (30174717)
朝治 啓三 関西大学, 文学部, 教授 (70151024)
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Keywords | グローバリズム / ローカリズム / アイデンティティ / スタンダード / ヨーロッパ / 西洋史 / 文明 / コスモポリタニズム |
Research Abstract |
本研究の最終年度にあたる平成17年度は、各研究分担者が個々の研究を進めつつ、4年間にわたる研究の成果に基づいて、報告書を作成することに努力した。研究の遂行にあたって、設備備品費と消耗品費を用いて必要な機器や基礎資料・研究文献を購入し、さらに国内旅費を用いて国内の研究機関の史料を閲覧・入手し、それらの読解に積極的に取り組んだ。これらに基づき、ヨーロッパの各地域におけるグローバル・スタンダードの規範性と、その対外的な影響力について、各自が研究の総括を進めた。 研究会活動としては、平成17年4月23日(関西大学)、同年6月19日(同)、同年9月19日(同)と、3回の全体研究会を実施し、外部から招聘した研究者を併せて、のべ5人の研究報告を行った。これにより、研究課題についての全体討論、研究計画の周知や調整を含めて、各自のこれまでの研究内容を確認した。加えて、西洋の政治・経済・社会・文化に現れる、「グローバル・スタンダード」と「ローカル・アイデンティティ」の特質の析出および解明について、ディスカッションを行い、研究課題に関する総合的な理解を深めた。 これらの報告と討議を十分に踏まえ、研究成果報告書では、西洋社会における「グローバル・スタンダード」と「ローカル・アイデンティティ」に関して、古代・中世・近代の各時代での特徴とその歴史的経過、そして欧米社会内部および周辺地域との相互作用と衝突に関する論文をまとめ、本研究の総括とした。
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Research Products
(11 results)